インテルFWディエゴ・ミリートの控え候補リストには、ジェノアFWマルコ・ボッリエッロも含まれている。ミランからローマ、ユヴェントス、そしてジェノアと、あちこちクラブを渡り歩いている同選手について、インテルとジェノアは話をした。ボッリエッロは現在、ローマからジェノアにレンタル中だ。

可能な取引なのだろうか? 調査はすでにあった。だが、インテルが支出を大きく抑えたがっているのは明らかだ。つまり、再びレンタルか、DFマティアス・シルベストレを織り込む形になるかもしれない。

ボッリエッロは22日のインテル戦で招集されなかった。ルイジ・デルネーリ監督は「規律的な選択」だと明かしている。練習に遅刻していたのだ。招集されなかったことによる亀裂が修復不可能とは、誰も考えていない。だが、クリスマスバカンスに入り、ジェノアとボッリエッロがもう再会しない可能性があるのも確かだ。

ジェノアはFWを必要としており、FWアントニオ・フローロ・フローレスを獲得しても、彼とFWチーロ・インモービレだけでは不十分かもしれない。だからこそ、ボッリエッロのインテル移籍は難しい取引なのだ。それでも、インテルは夏の時点ですでにボリエッロ獲得の可能性を考えていた。

ボッリエッロにとって、インテル移籍は主に2つの理由から度外視できない可能性だ。再びビッグクラブを経験できるということと、主に過ごすミラノに戻れるということである。アンドレア・ストラマッチョーニ監督がどれだけの出場機会を与えられるかどうかは、見てみる必要があるだろう。

経験豊富で、イタリア人であり、ゴールゲッター。インテルにとって、ボッリエッロは完璧なプロフィールを持つ選手だ。問題は、ベンチが多くなることが、ボッリエッロにとってブレーキとなるかもしれないことだろう。

だが、インテルとジェノアがボッリエッロについて話すかもしれないことに疑いはない。そしてそこには、シルベストレのことも含まれる。ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は、シルベストレの共同保有に350万ユーロ(約4億円)を提示したと見られる。

DFクリスティアン・キヴが復帰したことで、シーズンをベンチで終えないために、シルベストレはレンタルか共同保有での放出を求めたようだ。ジェノアはDFアンドレアス・グランクヴィストに対するオファーを多く受け取っており、シルベストレを狙っている。

シルベストレの件がボッリエッロ移籍の食前酒となる可能性はある。だが、インテルはFWセルジョ・フロッカリやFWマウロ・イカルディ、FWラウール・ボバディジャ、FWリボル・コザクと、ほかの可能性も見ているだろう。