こんな景色があるんだね...極寒の海に広がる氷の花畑

写真拡大


薄く凍てつく冬の海に、音もなく果てしなく広がる氷の花、花、花...。この世のものとも思えない風景だけど、広い地球にはこういう眺めもあるんですね...。

この霜の花には塩分とバクテリアが豊富に含まれており、手ですくおうと思っても、そんなに簡単にはいかないんだそうですよ。

どのようにして形成されるのか? 海洋学博士課程のジェフ・ボーマン(Jeff Bowman)さんはこのように話しています。


北極・南極の海に氷が張る冬場にしばしば見られる現象。フロストフラワー(霜の花)の化学構造は複雑で、空中の凍った水分と凍った海面から出る塩分から成る。塩分が構造体の中に移動するのでかなりしょっぱく、塩分濃度は海水の最大5倍にもなる。同じ仕組みで、海水に含まれる他のもの(例:バクテリア)の濃度も高い。

南極海にも北極海にもものすごく沢山咲いてるのに、花を採るのは容易じゃない。

花の下にある氷が薄すぎて、歩いて渡れないことも多いし、氷にくっついてるから風にも吹かれない。簡単な採取方法は、風や波に洗われて氷の張ってない場所(小さくて短命なものは「水路(lead)」、大きくて長寿なものは「氷湖(polynya、ポリニア)」と呼ばれる)を探すことだ。


以下はラボで再現した霜の花。

121216iceflower_b.jpg

 


 
Deep Sea Newsのマーティニ(Martini)博士曰く、霜の花の形成が起こるのは以下の条件が揃った時だそうです。


1.無風状態。こんな美人、風に当てちゃいかんよね?

2.冷たい空気。水より20℃低くなきゃいけない。海水はマイナス2℃前後で凍るので、気温はマイナス約22℃(華氏マイナス7.6度)が必須。ブルブル...


う〜ん、手が届きそうで届かない...そう思うと余計に美しく感じますね。いつかこの目で見てみたいものです。


Jeff S. Bowman and Deep Sea News
Image by Matthias Wietz.

satomi(Jesus Diaz 原文