そのフケ、実は皮膚の病気かも!? 簡単にできる6つの対策




若い頃からフケ症でも、加齢に伴い減っていくだろう……。そう思っていたのに、中高年になるほどフケがひどくなる人がいる。毎日ゴシゴシ洗髪しても、減るどころか逆にフケは増えるばかり。乾いたフケというよりも、脂っぽいフケが頭皮や髪にたまりがちになっている状態。髪をかけ上げるだけで大量に落ちてしまうため、シャンプーをしていないように思われているかもしれいない。







■フケ症ではなく、皮膚の病気かも



頭皮を見るとあきらかに赤いのに、さほど強いかゆみがないので放ってしまっている人もいるだろう。また、眉毛や鼻の周辺、耳の後ろ、脇の下、胸の谷間など、皮脂分泌の多いところも、皮膚がフケのようにポロポロとはがれ落ちることもあるのだ。



フケとは、頭皮からはがれた角質細胞が皮脂と混ざり合い、ウロコ状の白い老廃物となったもの。これが増えて目立つとフケ症となる。



しかし、今回の症状は単なるフケ症ではなく、脂漏性皮膚炎が考えられる。これは皮膚の常在菌の一種であるマラセチアというカビが関与している病気。マラセチア菌は誰の皮膚にもいる常在菌であり、普通の状態であれば皮膚炎を引き起こすことはない。



だが、何らかの原因で通常より菌が増えると、皮脂中の成分がカビに分解されることでできた物質が皮膚を刺激し、脂漏性皮膚炎になってしまう。そうなると、大量のフケが出てしまうのだ。頭皮だけでなく、眉毛や鼻の周辺、耳の後ろ、脇の下、胸の谷間など皮脂分泌の活発な場所にも、同様の症状が現れることがある。







脂漏性皮膚炎は、アルコールによる肝機能障害、睡眠不足や栄養不足、ストレスなどの生活習慣で悪化しやすいことも知られている。それゆえ、加齢に伴い増えることが多い。皮脂分泌の活発な男性に多い疾患だが、女性でも引き起こる皮膚炎でもある。感染症ではないので、人にうつることはない。



■放っておくと……つまんだだけで毛が抜ける!?



頭皮の見た目は赤くても、かゆみは強くない。しかし、ちょっとかゆいかな?程度でかきだしてしまうと、血管が拡張し、赤みとかゆみが悪化してしまう。また、頭皮の炎症がひどくなると、軽く髪の毛をつまんだだけで、2〜3本スルリと抜けてしまうこともあるのだ。



脂漏性皮膚炎は、適切な治療を受けることによって症状の改善が期待できる。時によく似た別の病気のこともあるので、皮膚科受診がお勧めだ。ともあれ、自分はフケ症だから……なんて、あきらめる必要はない!



シャンプー時のチカラ加減はワンランク落として



シャンプー後、タオルドライだけで済ませないようにしよう。ドライヤーの温風で髪と頭皮を乾かし、最後に冷風を当てる。キューティクルが引き締まり、髪がサラサラになるのでお勧めだ。



頭皮に潤いを与える



皮膚の乾燥状態でますます皮脂の分泌が高まるので、保湿することでも一定の症状抑制が期待できる。洗髪後、頭皮用の保湿ローションを満遍なく塗布しよう。頭皮マッサージなどはせず、やさしくなじませるだけで十分だ。



ビタミンB2とB6をしっかり取って



食事では、ビタミンB2とB6を意識的に取るようにしよう。B2の多い食品は、豚や牛のレバー、焼きのり、干ししいたけ、アーモンドなどで、脂質の代謝を促進したり、有害な過酸化脂質を分解したりする。B6の多い食品は、ニンニク、ピスタチオ、マグロ、カツオなどで、お酒の飲み過ぎによる脂肪肝を防ぎ、脂質の代謝もサポートする。



免疫アップのために、お通じを快調に!



カビの繁殖を防ぐためには、免疫機能を高めることも重要だ。人間の免疫の7割をつかさどっているのは腸。そのため、便秘を防ぐために食物繊維の多い食材を取るようにしよう。



エイジングケアな生活で、頭皮も健やかに



アルコールは控え、十分な睡眠をとり、ストレスを極力少なくする。こうしたエイジングケア全般も、脂漏性皮膚炎には効果的だ。



(からだエイジング)