津軽塗伝統工芸士 工藤俊広 作
写真:津軽塗伝統工芸士 工藤俊広 作
 
大津軽塗展
「津軽ぬくもりの器」津軽塗伝統工芸士作品展
 
「津軽塗」は青森県弘前市を中心に製作される伝統工芸品です。江戸時代から脈々と受け継がれてきた漆器は、堅牢で実用性と優美さを併せ持つことで知られます。その「研ぎ出し変わり塗り」という技法は、幾重にも塗り重ねた漆を平滑に研ぎ出して模様を表す方法で、数十回の工程を繰り返し、2ヶ月以上を費やすことによって、複雑で美しい漆模様と頑丈な触感を生んでいます。現代に伝わる技法には「唐塗」「七々子塗」「紋紗塗」「錦塗」の四つがあります。本展は、津軽塗伝統工芸士たちがつくる二つのコンセプト作品:心の器「いのり」と食の器「おべんとう」を紹介するものです。東北の気候風土、伝統、美意識に育まれた津軽塗ならではの技法を活かして、現代の職人が現在の暮らしにいきる作品の数々を提案、発信します。

 
展示内容
□心の器「いのり」
大切な人を失うことは、深い悲しみ、募る無念を経験すること。心の器「いのり」は寂しさを乗り越える縁(よすが)として、愛する人が生きた証を示す小さなものを収める器です。いつも傍に感じ、懐かしい思い出を希望につなげる魂の友(Soul Mate)として、東日本大震災で失った人の追憶を手のひらにのる8種類の小さな器に託して発信します。
<企画・コンセプト>曽根眞佐子(プロダクトデザイナー/文化学園大学客員教授)
<造形デザイン>曽根眞佐子、古庄良匡(古庄デザイン事務所)
<制作>塗師(津軽塗伝統工芸士):秋元勝彦、岩谷武治、工藤俊広、工藤健蔵、黒滝茂美、小林孝幸、
      今年人、坂本彰彦、佐々木柾勇喜、鈴木滋、鈴木孝、須藤賢一、蒔苗太、和島省治

□食の器「おべんとう」
食べることは、人を幸せにする大切な生の営み。お弁当箱は、栄養のみならず“作ってくれた人”と“いただく人”の思いを伝えあい、コミュニケーションを生む食の器です。津軽塗ならではの技法を活かした多彩な塗り模様の「おべんとう箱」100種類のデザインを展示し、作品ひとつひとつの楽しさと“味”と“和”と“ライフスタイル”を発信します。
<企画・製作>大津軽塗展実行委員「塗師」
 
連動企画
□箸の「研ぎ出し」体験 1/25(金)、1/26(土)、1/27(日)
定員:各10名(先着順) 参加無料 ※会場にて随時受付

□伝統工芸士による「研ぎ出し」実演 会期中連日
 

【開催概要】
名称:大津軽塗展 「津軽ぬくもりの器」津軽塗伝統工芸士作品展
会期:2013年1月24日(木)〜1月29日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館
時間:10:30〜19:00
会場:リビングデザインセンターOZONE(7F リビングデザインギャラリー)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
主催:大津軽塗展実行委員会(平成24年度伝統的工芸品産業復興対策支援補助金事業)
後援: 青森県、弘前市、東奥日報社、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会、青森県漆器協同組合連合会(予定)
協力:リビングデザインセンターOZONE
入場料:無料
問い合わせ先:03-5322-6500(10:30〜19:00 水曜日休館)