岡山県倉敷市児島でデニム染色・加工業を営んでいた吉田染工が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかった。負債額は約4億円とされている。

デニム加工 吉田染工が事業停止の画像を拡大

 昭和27年5月に創業した吉田染工は、昭和54年10月に法人化。日本ジーンズ協議会に加盟し、ジーンズの洗い染色加工を中心に事業を展開してきた。ビッグジョンなど大手デニムメーカーの加工を請け負い、専門の職人によるビンテージ加工技術などにも定評があった。

 岡山は国産ジーンズ発祥の地で、欧米のファッションブランドのジーンズの加工を手がけるなど世界的にも知られている。しかし近年は、破産の後に創業家がブランドを再取得し再生を進めているボブソンといった大手デニムメーカーから加工業などの中小企業まで、ジーンズ産業が低迷している。