今季最終戦ゴルフ日本シリーズの優勝を逃し、マスターズ出場も絶望的になった石川遼(21)がキャロウェイと6億円契約して米ツアーに「崖っぷち参戦」する。結果次第では「婚約解消」の声も聞こえてきた!

 今季で契約が満了するヨネックスに新クラブを特注してまでマスターズ出場に執念を見せた石川だったが、猛追も及ばす今季の国内ラストマッチは6位。優勝して賞金ランクを2位に押し上げれば、マスターズ招待の条件となる世界ランク50位以内を確実にした賞金王の藤田寛之(43)に代わって“繰り上がり当選”も可能だったが、その夢はかなわなかった。
 残るチャンスは12月6日からのアジアンツアー・タイ選手権だった。L・ウェストウッドやB・ワトソンらが出場するこの大会で優勝していれば、79位(12月8日現在)だった世界ランクを50位以内に引き上げる可能性を残していたため、父親でコーチの石川勝美氏を中心とする「チーム遼」は必勝態勢で現地入りしていた。

 ここまでマスターズ出場にこだわったのは「6億円超の大型契約の成否」がかかっているからだ。
 大手広告代理店担当者が話す。
 「石川遼とヨネックスの用具契約は今年末で満了します。同社は石川がアマチュアだった時代から支援しており、その好意にこたえる意味もあって'08年にプロ入りの際にはヨネックスを選び、5年10億円の契約を結んだのです。予想通り、ヨネックスのブランド力は著しく上昇したのですが、売れているのはアパレル関連ばかり。肝心のドライバーなどの高級品はさほど恩恵を受けていないのが実情です。しかも、国内のゴルフ市場は昨年の東日本大震災以降、大打撃を受けている。そこに石川サイドが1年5億を要望してきたことから、契約延長を断念したようです。海外に目を転じた石川サイドは、キャロウェイを交渉相手に絞り、ほぼ合意に達した」

 ゴルフ用品は、プレミア市場でこそ日本のダンロップスポーツ『ゼクシオ』やブリヂストン『ファイズ』の評価が高いが、世界の販売シェアでは1位がアディダスグループのゴルフ部門である『テーラーメイド』。日本でも白いヘッドのドライバー「R11」や「ロケットボールシリーズ」は人気が高い。
 次いでタイガー・ウッズを抱える世界一のスポーツメーカーのナイキ。3位がフィル・ミケルソン、アーニー・エルスと契約し、オデッセイを傘下に抱えるキャロウェイ。タイトリストもボールやパター部門では人気が高い。
 「首位を目指すナイキはウッズ人気に陰りが出てきたこともあり、実はアジアで最も人気のある石川と10年100億円で交渉していたのです。しかし、マスターズ出場がなかなか決まらない。シビレを切らし、タイトリスト陣営のローリー・マキロイ(北アイルランド)に方向転換し、10年2億ドル(約160億円)で交渉しているのです。マキロイは昨年の全米オープンでメジャー・タイトルを獲得した欧州ツアーの賞金王。この間隙を突いたのがキャロウェイだったのです」(スポーツ紙ゴルフ担当記者)