男性がキャバクラにハマる理由、女性がそれを許せないワケ

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浮気というわけではありませんが、付き合っている男性や夫が女性が隣に座って接客するお店、いわゆるキャバクラに行くことを嫌がる女性は少なくありません。

男性からすると、ただお酒を飲みに行っているだけ、女性からするとなにも居酒屋以上の高いお金を払って飲みに行かなくても、という意見が聞こえてきます。

どうして、男性はキャバクラに行ってしまうのでしょう。

そして、どうして女性はそれが許せないのでしょうか。

化粧心理学者で、大学では恋愛心理学の授業も担当している平松隆円さんに解説していただきます。

まずは、男性のキャバクラ通いの理由ですが、男性たちは「お酒を飲みにキャバクラに行く」とよくいいます。

ですが、キャバクラに行く目的は、お酒を飲むことではありません。

というと、女性からは「女の子とヤラシイことがしたいからでは」と思われそうですね。

ですが、本音は「女の子とのコミュニケーション」というのが重要な目的なのです(もちろん、ヤラシイことというのも否定はできませんが……)。

心理的に、男性は女性と比べて支配欲求という相手を自分の思い通りにしたい気持ちが強いといわれています。

しかしながら、日常の生活の中で男性が支配欲求を満たす機会は少ないのが現状です。

仕事にいけば、上司や顧客に従わなければなりません。

かといって、家で自分の思い通りにしようすると、すぐケンカの原因となってしまいます。

そこで、欲求の解消場所としてキャバクラが必要になってくるのです。

キャバクラでは客という立場上、女の子たちが自分をたててくれます。

つまらない話でも笑顔で聞いてくれます。

「おしぼり! ライター!! 」といえば、すかさず持ってきてくれます。

自分の思い通りに接してくれる女の子たち。

彼女たちがいるキャバクラは、男性にとって欲求不満を解消する場なのです。

では、女性が男性のキャバクラ通いを許せないのはなぜでしょうか。

一般的にいえば、好きな男性がほかの女の子と仲良くすることに対する嫉妬心と見ることができます。

ですが、キャバクラはあくまでお酒を飲むところ。

接客する女の子だって簡単に心や体を許すことはなく、女性が心配するようなことが起きる可能性はそう高くはないといえるでしょう。

実は、女性にとって問題なのは、キャバクラで何をするかではなく、キャバクラに行っているという事実なのです。

女性は男性に比べ、他人からの評価(=世間体)を気にしやすい性格だといわれます。

つまり、パートナーがキャバクラに通っている事実は、「あの人は、彼氏or旦那がキャバクラに通って放っておかれているかわいそうな人」という周囲の評価を意味しているのです。

実際、キャバクラ通いというのは、世間的によいイメージが持たれていませんよね。

ただお酒を飲みに行っているだけとわかっていながらも、男性のキャバクラ通いを許せないのは、自分自身の評価を下げてしまうからなのです。

このように説明すると、男性のキャバクラ通いを正当化して、女性のキャバクラ通いが許せない態度を批判しているようですが、そうではありません。

男性だって、好きな女性がホストクラブ通いをしていたら嫌ですよね。

他人からの評価を気にしたり、欲求不満になったりするのは男女同じです。

一方的にお互いの立場を主張するのではなく、なぜキャバクラ通いをしてしまうのか、なぜ許せないのか、それを相手の立場で考えるきっかけにしてみてください。

平松隆円化粧心理学者 / 大学教員1980年滋賀県生まれ。

2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。

国際日本文化研究センター講師や京都大学中核機関研究員などを歴任。

専門は、化粧心理学や化粧文化論など。

よそおいに関する研究で日本文化を解き明かしている。

大学では魅力をテーマに恋愛心理学も担当。

NTV『所さんの目がテン! 』、CX『めざましどようび』、NHK『極める 中越典子の京美人学』など番組出演も多数。

主著『化粧にみる日本文化』は関西大学入試問題に採用されるなど、研究者以外にも反響を呼んだ。