「貿易赤字」が止まらない…11月として過去最大の赤字、赤字は5カ月連続

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財務省は19日、11月分の貿易統計(速報、通関ベース)を発表した。

輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9,534億円の赤字となったことがわかった。

赤字は5カ月連続。

赤字額は、比較可能な1979年以降で過去3番目の大きさで、11月としては過去最大となる。

輸出額は、前年同月比4.1%減の4兆9,839億円で、6カ月連続の減少。

品目別では、船舶が同46.1%減、自動車が同5.2%減、建設用・鉱山用機械が同29.1%減などとなった。

輸入額は、前年同月比0.8%増の5兆9,373億円で、2カ月ぶりの増加。

品目別では、通信機が同72.0%増、液化石油ガスが同49.1%増、非鉄金属鉱が同31.2%増などとなった一方、液化天然ガスが同10.8%減、石炭が同20.6%減、鉄鋼が同31.2%減などとなった。

地域別に見た場合、対米国は、輸出額が前年同月比5.3%増の9,338億円、輸入額は同5.5%減の4,799億円で、4,538億円の黒字。

輸出品目では、自動車の部分品が同25.9%増、自動車が同5.2%増、電池が同152.7%増となった一方、鉱物性燃料が同88.3%減少。

輸入品目では、穀物類が同27.7%減、有機化合物が同21.7%減、石炭が同23.7%減となった。

対EUは、輸出額が前年同月比19.9%減の5,016億円、輸入額は同4.7%増の6,280億円で、1,264億円の赤字。

赤字額は過去最大となる。

輸出品目では、船舶が全減、自動車が同21.4%減、建設用・鉱山用機械が同48.2%減少。

輸入品目では、石油製品が同1,174.5%増、液化天然ガスが全増、航空機類が同68.4%増となったのに対し、有機化合物が同12.3%減少した。

対アジアは、輸出額が前年同月比2.5%減の2兆7,292億円、輸入額が同3.6%増の2兆7,270億円で、22億円の黒字。

輸出品目では、半導体等電子部品が同11.4%増加した一方、自動車が同35.0%減、自動車の部分品が同15.3%減、建設用・鉱山用機械が同47.4%減少した。

輸入品目では、通信機が同81.2%増、原粗油が同55.5%増、有機化合物が同45.2%増となったのに対し、液化天然ガスが同25.4%減、音響映像機器(含部品)が同23.9%減、鉄鋼が同36.4%減となった。

対中国は、輸出額が前年同月比14.5%減の8,587億円、輸入額が同5.8%増の1兆4,062億円で、5,475億円の赤字。

輸出品目では、自動車が同68.6%減、自動車の部分品が同43.5%減、原動機が同46.5%減少した。

輸入品目では、通信機が同96.5%増、半導体等電子部品が同52.1%増、家具が同12.6%増となった一方、音響映像機器(含部品)が同26.5%減、鉄鋼が同47.7%減、電算機類(含周辺機器)が同8.4%減少した。