「日本の韓流ブームは既に終わっている」。そんな調査結果を韓国が発表し、韓国メディアが報じた。2012年2月の調査では、「終わった」と思っている日本人は15%だったが、10月から11月にかけて調査したところ41%になった。

この調査は韓国の文化体育観光部と韓国文化産業交流財団が行ったもので、2012年12月17日に発表した。

「4年以内に韓流が終わる」が66%

韓国の有力紙・中央日報は12月17日付けの電子版で、「日本人41%『韓流、既に終わった』なぜ?」という見出しを掲げた記事を掲載した。

記事は「韓流と韓国のイメージに関する実態調査」の結果をもとに書かれ、調査は10月から11月まで海外9カ国(中国、日本、台湾、タイ、米国、ブラジル、フランス、イギリス、ロシア)在住の外国人約3600人を対象に実施したという。

まず、韓流ブームはいつまで続くのか、という質問に9カ国全体の66%が「4年以内に韓流が終わる」と回答した。これは、12年2月に実施した第1回調査に比べて6ポイント高くなった。深刻なのは、韓流の売り上げの80%を占めるとされる日本で「韓流は、既に終わった」と回答した人が41%と大幅に上昇したことだ。中央日報はこの結果に「日本での韓流継続は赤信号だ」と断じた。

韓流はコンテンツが画一化していて飽きられた

「赤信号」が灯った要因について前回の調査でも指摘されたように、コンテンツが画一化していて飽きられてきていることと、商業性が行き過ぎていることに加え、今回は、

「独島紛争のような政治や歴史的な利害関係が背景にあり、日本の韓国に対する反感が拡大した」

と中央日報では分析している。

日本のネットでは韓流について、初めからブームなどは存在しないのにテレビ局や広告代理店が大々的なキャンペーンを張っているだけ、という意見が強かったため、今回の記事に驚いている人が少ない。ネットの掲示板やブログには、

「韓国文化は表層的で、マニアックや深みがないから、すぐに飽きられる」「竹島上陸と、天皇陛下侮辱発言、サッカーパフォマンスで 勝手に自爆した韓国」

などという見方が出ている。