テレビアニメ版のような青い肌ではなく、原作に近いビジュアルのデビルマン(「誕生編」)/[c]ダイナミック企画・講談社・キングレコード [c]ダイナミック企画・講談社・バンダイビジュアル

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壮大なスケールと衝撃的なストーリーで知られる漫画作品「デビルマン」。「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督にも影響を与えるなど、後世に語り継がれる漫画の古典だ。そんな同作の生誕40周年を記念して、「デビルマン OVA COLLECTION」がブルーレイ化され、12月21日(金)に発売される。

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今回発売されるのは、2003年にDVDでリリースされた同商品をブルーレイ化したもの。原作者の永井豪が総指揮を執り、より原作に忠実なアニメ化がされているOVA版を、ブルーレイならではの繊細な画質で楽しむことができる。「誕生編」(1987年発売)、「妖鳥シレーヌ編」(1990年発売)の2作品の他、音響劇「デビルマン・アーマゲドン編」も同時収録されているので、ファンならば絶対に見逃せないだろう。

そんな本作の監督・脚本を務めているのが、2010年11月に亡くなった飯田馬之介(当時は飯田つとむ)だ。テレビアニメ「ルパン三世 PartIII」の演出や、『天空の城ラピュタ』(86)の演出助手を務めたことでも知られる飯田監督。2011年には全6章からなるSFアニメ映画『トワノクオン』が遺作として公開され、話題を呼んだ。OVA版「デビルマン」も飯田監督の代表作の一つであるだけに、彼を偲んで今回のブルーレイを手にするというファンも多いのではないだろうか。【トライワークス】