生活音を減らすために自分でできることとは?

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マンションのトラブルで最も多いのが「居住者間のマナー」(※)に関するもの。その中でも、居住者間のトラブルで取り分けて多いのが「生活音」に関するマナーについてです。壁一つ隔てた向こう側に他人が生活しているような集合住宅では、音は壁や天井を通り抜けて、また壁や扉のスキマを通して「騒音」となり、隣人に伝わってしまいます。自分はそれほど気にしていない音も、隣人にとってはストレスの種となることも少なくありません。そこで自分でできる「防音対策」をご紹介します。
※平成20年度マンション総合調査結果(国土交通省)

<対策01>壁際の対策

■壁際に本棚や家具を配置する
音が壁から透過するのを防ぎます。硬く重いものほど音を遮るので、ぎっしりと本が詰まった本棚やどっしりとした家具が効果的です。
また、壁際を覆うような家具がない場合は、遮音パネルを考えてもいいかも。突っ張り棒やレールを使って自分で設置できるものもあります。

<対策02>部屋の配置を考える

■音の発生源となるテレビは部屋の中央部に向けて配置する
テレビやスピーカー、目覚まし時計など音の発生源となるものは、できるだけ壁から遠ざけて配置します。ちなみに夜遅くテレビを見たいときは「耳元スピーカー」という小さなスピーカーを使うと便利。イヤホンジャックにコードを差し込んでスピーカーを耳元に置けば、小さい音量で人に迷惑をかけることなくテレビが楽しめます。

■壁に手足がぶつからないよう、ベッドの位置を考える
壁に手をついたときの音や、物がぶつかったりしたときの振動は隣人にとってとても不快なもの。壁に手足や物が当たらないよう、ベッドや机と壁の間に隙間を与えて配置しましょう。

<対策03>窓・扉の対策

■防音カーテンや防音テープを活用する
防音カーテンで窓の隙間からもれて隣室に伝わる音を軽減します。防音カーテンは窓枠全体を覆う大きさのものが理想です。また、窓の気密性を高めて音を遮るものとして、窓のサッシ部分に貼る防音テープがオススメです。スポンジやモヘアシール、ゴムなどの種類がある上、粘着力や耐久性もそれぞれ。何種類か試してから、窓の形状にあったものを購入するのがいいでしょう。

■ドアクローザーを取り付ける
ドアクローザーとは、扉がいきなり閉まって「バタン」と音がならないよう、ゆっくりと閉まる機能を取り入れた装置のことです。取り付けにはネジを必要とするため、賃貸の場合は大家さんの取り付け許可が必要です。逆にドアクローザーがあるのにうまく機能していない場合は、大家さんに相談してみましょう。

<対策04>床の対策

■遮音・防振マットを敷く
足音やドタバタしている音を軽減し、階下に伝わりにくくします。2階以上に住んでいる方や、帰宅が深夜になってしまい足音などの生活音が響いてしまう場合などにオススメです。

どんな音が騒音となって近隣に伝わっているのか分かりづらく感じることがあります。そんな時は耳を澄まして、隣人から伝わってくる音が何か、どうやって伝わってきているのかを判別することが大切。恐らく自分も同じような音を出している可能性があるでしょう。まずはその部分から防音対策を始めてみてはいかがでしょう。