理系のための恋愛論 (462) 恋愛は楽しいもの? つらくて苦しいもの??

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女の子を好きになる気持ち、恋する気持ちというものは、きっとほわぁ〜んとしていてうれしくて楽しいものなんだろうなと、恋愛する前は思っていた。

そんな人は、多いことでしょう。

ところが、実際に誰かを好きになってみると楽しくてほわぁ〜んどころか、苦しいことやつらいこと、思い通りにならなくて戸惑いの連続です。

おまけに、俺はこんなヤツじゃなかったはずだぞーと言いたくなるような、今まで知らなかった自分までもが見えてしまった日には、ホントにもう泣きたくなってしまいます。

恋って、楽しいばかりじゃない……。

つらくて苦しくて、ドキドキして、汗ダクで、情けなくて、恥の連続じゃないかーと、そんな経験ができるのが恋愛の醍醐味です。

とはいえ、そんな苦しくてつらくて、ちっとも思い通りにいかないことを「楽しめる」なんて、そんなスキルを持ち合わせているのは恋愛体質の恋愛上級者だけといえましょう。

大抵の人は、恋の苦しさに憤りを覚えたり、やるせなさに落ち込んでしまったり、なかなか恋愛のつらさを楽しめず、暗くどんよりとした気持ちに陥りがちです。

というわけで今日は、どうすれば誰でも恋愛を楽しめるのかという問題について考えていきたいと思います。

まずは、恋愛体質の知人に「どうすれば恋愛を楽しめるのか? 」と聞いてみました。

すると、どうでしょう。

彼女は、「えええ? 恋愛って楽しいでしょー? え? つらい??ウソ〜ん。

私はいっつも楽しいよ〜。

今日も好きな人できたし」と、なんだかとんでもない返事が戻ってくる始末です。

どういうことなのか詳しく聞いてみますと、彼女は一週間から二週間ごとに「好きな人」ができ、カゲから彼を見つけてドキドキしたり、勇気を出して話しかけてトキめいたりしているのだといいます。

そんなに、いつもいつも好きな人に出会える機会なんてあるのでしょうか。

一体誰を好きになっているのか聞いてみると、「出会いなんて、いっぱいあるじゃない。

私が今好きなのは、会社の向かいにあるコーヒーショップの店員の男の子。

彼に注文するだけでドキドキなんだけど。

今日はいつもありがとうございますって言われちゃった〜。

顔覚えてもらえたみたい。

キャッ」。

なんとも上級者すぎて、何も言えずに黙ってしまいましたが、すると、「好きな人はどんどん自分で見つけていかないと。

そして、毎日のようにときめいていくことでね、キレイになっていくのよー。

ほら、今、好きな人の名前、3人あげてみて」。

まったく名前があがらず、困惑するばかりの人が多いかもしれません。

私は思いっきり困惑してしまいました。

しかし、彼女の言い分にも一理あるとは思います。

好きな人がいてドキドキしたり、ハラハラしたり、そんな気持ちがまったくないのと、日々少しずつでも体験しておくのとでは、恋愛に対する耐性も違ってくるでしょうし、いざというときのための「慣れ」も積み重ねでできていく気がします。

また、恋愛を楽しむという点では、週ごとに好きになる相手がかわるというのは、自分で自分を楽しめる状況をつくっているという点で、誰も傷つけずに恋愛を楽しめるステキな恋愛方法であるともいえます。

しかしながら、こんな方法はどう考えても自分にはムリである。

好きな人をたくさんつくるとは、一体全体どういうことなのだろう。

好きな人なんて、ほいほいできるものでもないだろうという、マジメな方もいるはずです。

恋愛とは、そもそもマジメでない人のほうが向いているというか、マジメに考えると苦しさやつらさが増していくものである、ともいえます。

好きな人の気まぐれなひと言に振り回され、一生懸命にがんばってみたら、実は何も考えずに言った言葉だったということで本人はすっかり忘れきっていただとか。