エドウイン支援に伊藤忠商事、豊田通商、ワールドの3社が名乗り出る

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 デリバティブの損失発覚から経営危機が囁かれているエドウインに対し、伊藤忠商事、豊田通商、ワールドの3社が支援に名乗りを挙げたと14日付けの日本経済新聞が報じた。エドウインは提案される各支援内容を精査し、来年1月までに支援先を決定するという。

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 エドウインの債務超過は500億円を超えるともいわれており、一連の問題を受け今年秋頃から支援企業を募集。名乗りを挙げた企業はいずれもアパレルに関する事業を展開し、伊藤忠商事本体は繊維部門に強く関連会社に伊藤忠ファッションシステムなどを抱え、また豊田通商はエドウイン中国進出の際に共同で現地法人を設立したつながりをもっている。アパレル大手のワールドも含め、3社ともエドウインの高いブランド価値が目的とみられる。

 エドウインは、今年8月の経理責任者の急死から証券取引における損失発生や不正経理の疑いが発覚。事実内容の調査を目的に第三者委員会が設置され、各種資料の精査や関係者からのヒアリングなどを通じて調査を進めた調査報告書が11月30日付けでエドウイン側に提出されているが、今後の対応についてエドウインは「内容を真摯に受け止め、然るべく適切な対応及び施策を講じて参ります」と文面を発表するにとどまっている。

 1969年に設立されたエドウインは、日本デニムの代名詞的ブランド「EDWIN」や女性用の「SOMETHING(サムシング)」といった自社ブランドのほか、1970年代に日本に上陸した「LEE(リー)」などのライセンスブランドも展開。台湾や香港のアジア以外にもヨーロッパに出店し、製品の取扱いは20カ国以上になる。最近では「EDWIN 503」を15年ぶりにリニューアルしている。