減俸の上での契約延長を求められているインテルがMFヴェスレイ・スナイデルが、1月に移籍する場合の移籍先候補に、トッテナムも浮上した。アンドレ・ビラス=ボアス監督は、夏にレアル・マドリーへ移籍したMFルカ・モドリッチの理想的な代役として、スナイデルを見ているようだ。

スナイデル争奪戦のポールポジションにいるのは、パリ・サンジェルマン(PSG)で変わりない。ほかにも、シティとユナイテッドのマンチェスター勢がいる。ただし、マンCのロベルト・マンチーニ監督は、スナイデル獲得に少し冷めているようだ。すでにMFサミル・ナスリとMFダビド・シルバがいるからである。一方、アレックス・ファーガソン監督がファーストターゲットとしているのは、アーセナルFWセオ・ウォルコットだ。MFナニとのトレードが伝えられている。

インテルはすぐに契約解消の可能性を断ち切っており、800万ユーロ(約8億円)以下では売りたくないと思っている。この金額は、インテルがコリンチャンスMFパウリーニョ獲得に提示するオファー金額を上げるのに役立つだろう。ただし、パウリーニョ争奪戦にはマンCとチェルシーが名乗りをあげており、特に後者はパウリーニョの希望としてもアドバンテージを手にしている。

一方、マンCのMFヤヤ・トゥーレは、FWマリオ・バロテッリのことを「ミスター・アングリー」と称し、同選手の放出に反対している。マンチーニ監督やミーノ・ライオラ代理人も移籍を否定したが、Y・トゥーレもバロテッリについて、次のように語った。

「マリオは素晴らしい選手で、今年は特に懸命に仕事をし、とても良くなっているからね。彼は自分に怒ることがある。平凡なミスをするときがあるからだ。彼は『ミスター・アングリー』だね。でも、僕は彼に話し続けている。プレミアリーグ最強のFWの一人になると確信しているよ」