堅調な経済成長が期待されるノルウェー経済

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ノルウェーは1人当たりGDPが世界第3位(2011年)にある、世界有数の豊かな国です。

豊かさの源泉は領海内にある北海油田で、ノルウェーは石油の輸出量で世界第7位(2009年)、天然ガスでは世界第2位(2011年)と、エネルギー資源の輸出大国となっています。

このため、経常収支の黒字額は対GDP比で14.4%(2011年)に達し、欧州の輸出大国であるドイツの5.6%(同)などと比較しても高い水準にあります。

ノルウェーの経済を支える石油、天然ガス部門はGDPの約23%(2011年)、輸出額の約49%(同)を占めているため、原油価格および資源輸出の状況が同国の景気をみるうえで重要な要素となります。

ノルウェーの貿易収支(輸出−輸入)をみると、原油価格と連動する傾向にあり、2009年以降、原油価格の上昇とともに概ね拡大傾向となっています。

こうしたことから、ユーロ圏の多くの国々が景気後退局面にあるにもかかわらず、ノルウェーは実質GDP成長率が3%(2012年IMF予想)と比較的好調であり、失業率も3.1%(同)と低い水準に留まっています。

今後のノルウェー経済は、最大の輸出先である欧州の景気低迷や、世界景気の一段の減速により原油価格が大きく下落するような場合、悪影響を受ける可能性があります。

しかしながら、足元で欧州の景況感に底打ちの兆しがみられていることや、主要先進国の金融緩和の影響で原油など商品市況に資金が集まりやすい環境となっていることなどから、今後の原油価格は底堅く推移するものとみられ、ノルウェー経済も引き続き堅調に推移するものと考えられます。

(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。

)(2012年12月14日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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