13日、フジテレビ「すぽると!」には、阪神タイガースの絶対的守護神として活躍し、今オフにFAでシカゴカブスへの移籍を果たした藤川球児が生出演した。

メジャーを意識するようになった時期を訊かれると、「2007年といいますか、そのオフに契約交渉の場でメジャーリーグにチャレンジしたいと。そのときは夢のような、遠い目標だったんですけど。だんだんそれが近づいてくるにつれては、寂しいような、葛藤はありましたね」と答えた藤川。挑戦するモチベーションを、「プレーヤーとして、今まで以上に伸びる要素を見つけたいというか、まだ見ぬトップクラスというところで勝負したい」と語った。

また、カブスを選んだ理由については、「正直なところでいいますと、エンゼルスとこの2チームで悩んだんです」と切り出した藤川。「エンゼルスだとセットアッパー。カブスだとセットアッパーからクローザーまで。自分に対して、まだまだ勝負をかけていく。そういうチャンスがあるというふうに判断しました。だいぶ実績のないところに行きますので、決まったポジションよりも、自分で成長できるっていうのを見つけた」と説明。

メジャーでの投球スタイルについては、「全ての可能性といいますか、どんなピッチングスタイルになっても、結果を出さなければ。そういう意味で0の状態。これから1がはじまる。色んな球種を、シーズン中に投げてきたので、少しでも活きてくれば。はっきりしたことはいえないです」と苦笑いを浮かべた藤川だったが、その核となるのは、「ストレートとフォークになると思うんですけど。やっぱりストレートなのかなと」と話した。