向後の7日株!:収益体質改善を織り込むフェーズへ!短期テクニカルが改善した化学株(404X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

関東電化 (4047)が今日の注目銘柄!

12日の上昇で、日足ベースの一目均衡表の雲を上抜け、チャート妙味が増した同社に注目します。

同社は、リチウムイオン2次電池材料などのメーカーで、主力製品は「六フッ化リン酸リチウム」「フルオロエチレンカーボネート」などです。
六フッ化リン酸リチウムは、リチウムイオン二次電池の材料で、携帯電話・ノートPC向け以外の用途先にも需要が拡大しており、今後は、EV等の車載向けや大型蓄電池向けの需要が期待されています。

ただし、半導体や液晶の製造過程で使われる特殊ガスは価格競争が激化し、採算が悪化し、足元業績は苦戦中です。11月14日に発表した13年3月期通期連結業績は、売上高は355億円(前期比、0.7%増)、営業損益は8億円の赤字、経常損益は9億円の赤字、当期純利益は86.5億円の赤字の見込みです。
電池材料事業に関する減損損失や事業構造改善費用などで特別損失が膨らんだことが、影響しています。

このような状況下、同社は9月に山下社長を委員長とする「収益構造改革委員会」を立ち上げて、その一環として、12月3日には、本体社員の約1割に当たる約65人の希望退職募集を発表しました。割増退職金等の費用については、通期連結業績予想に織り込み済みで、12年度比約10億円のコスト削減効果を見込んでいます。

なお、足元業績悪化は株価には既に織り込み済みで、今後の株価は、前述の構造改革実施後の収益体質改善を織り込みにいくフェーズに移行したとみています。

日足チャートをみると、株価は9月14日に発表された大幅な下方修正を受け、18日には下方に窓(14日安値178円‐18日高値153円)を空けました。その後、10月10日の安値112円で底を入れました。ちなみに、12日には、日足ベースの一目均衡表では、「三役好転」を実現しています。

12月13日終値は181円で、前述の窓埋めを果たしましたが、短期テクニカルが改善しているため、株価は依然、上昇途上と考えます。なお、9ヶ月移動平均線(13日現在、195円)を今後上抜けるようなら、長期上昇トレンド入りのサインになる可能性が高いため、注目しておきたいとい思います。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。