一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)は、優れた色彩の自動車デザインを顕彰する「AUTO COLOR AWARDS 2013」の発表・表彰式を、12月13日(木)、東京・新宿の文化学園大学新都心キャンパスで開催、エントリーした全27車種の中から、慎重かつ厳正な審査の結果、グランプリに、SUBARU「XV」(外装色:デザートカーキ、内装色:ブラック、担当デザイナー:雲野裕紀氏)を選出した。「AUTO COLOR AWARDS」は、1998年の第1回開催から15回目だが、SUBARU(富士重工業)のグランプリ受賞は今回が初めて。

ファッションカラー賞には、DAIHATSU「ミラココア」(外装色:ムースピンクパール、内装色:アイボリー×ブラック、担当デザイナー:平井伸明氏)が選ばれた。JAFCAでは、初めての試みとして、ファッションカラー賞にテーマカラーを設定。携帯電話や家電などプロダクト分野において、最も重要な色であり、日本発・世界へ発信したいトレンドカラー「ピンク」を表現した車種の中から、「ミラココア」を選出した。
さらに、審査員特別賞には、「この車を手ぶらで帰してはいけない」との声で、TOYOTA「eQ」(外装色:クールソーダメタリック×ブラックマイカ、内装色:ブラック&ホワイト、担当デザイナー:城戸あゆ美氏)が選ばれたほか、現役女子大生20名の率直な意見で憧れのクルマを選ぶ「文化学園大学セレクション」は、NISSAN「フェアレディZクーペ」(外装色:サンフレアオレンジ(PM)#NAM、内装色:ブラック×パーシモンオレンジ、担当デザイナー:吉田直路氏)に、また、IT・家電業界のデザイナーが異業種の視点で選ぶ「プロダクツCMFデザイナーズ・セレクション」は、HONDA「N-ONE」(外装色:イノセントブルーメタリック&タフタホワイト、内装色:ベージュ×モカグレー、担当デザイナー:斉藤康子氏)に決定した。
このほか、自動車のカラーデザイナーがプロの視点で選ぶ「オートカラーデザイナーズセレクション」では、MAZDA「マツダアテンザセダン」(外装色:ソウルレッドプレミアムメタリック、内装色:オフホワイト、担当デザイナー:田中美枝氏)が、エクステリア賞に加えて、インテリア賞をTOYOTA「LEXUS GS450h」(外装色:メテオブルーマイカメタリック、内装色:サドルタン、担当デザイナー:北村陽一郎氏)と分け合った。企画賞は別名「OYAKATA MIND賞」。NISSAN「NV350キャラバン」(外装色:タイガーアイブラウン(PM)#KBE、内装色:ブラック)が選ばれた。これは、日本を現場で支える親方たちへのエールでもあるようだ。

ちなみに、表彰式では、受賞の発表に、ガッツポーズで喜びを表現したり、涙で声にならなかったり、受賞デザイナーたちの素直な姿とともに、残念ながら受賞を逸した人たちの本当に寂しそうな様子も見られた。「AUTO COLOR AWARDS」は今回で15回目であるが、確実に自動車デザイナーの意識向上に貢献しているようといえよう。