(画像:「中二病でも恋がしたい」公式webサイトより)
(C)虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

登場人物
主人公:富樫勇太(とがし ゆうた)
ヒロイン:小鳥遊六花(たかなし りっか)

第11話「片翼の 堕天使 ( フォーリン・エンジェル ) 」
六花は中二病から卒業することを決心し、眼帯を外した。

挨拶も言葉遣いもぎこちなく、勇太に教わる日々が続いた。

そして今日も学校の登校中、六花の前に立ちふさがる影があった。

「待つデス。」

凸森だ。

今日と言う今日は、マスターの心を蝕んでいる魔から開放するのだと意気込んでいる。六花は中二病として、サーヴァントである凸森のマスターでなければならない、彼女の主張だ。

しかし六花の表情はうつろだった。
「早苗ちゃん、前も言ったけど、私はもう…。」
「早苗ちゃんなどと呼ぶなデス…!」

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凸森は、世界を作り替える禁呪を唱えるが、六花の言葉の壁に全てを防がれた。

「私はもう、卒業したの。」

凸森は、その場で膝をついた。しかし拳を握りしめ、立ち上がり走り去った。あきらめないと言い残し。

・言い出せなかった事
ーーーそれでいいのか。

勇太は言い出せなかった。言ったら、それが無責任な言葉となってしまいそうだったから。姉の十花が海外へと旅立ち、六花は母親と生活する事を余儀なくされた。

そして、母親を心配させないためにも、六花は中二病を卒業する事を決心したのだ。それは六花のためでもあり、姉の願いでもあった。

言い出せるはずがない。中二病を捨てて良いのか、などと。

・解体宣言
六花と森夏が部室へ入ると、凸森が明るい顔で六花を迎えた。
今日は、凸森とっておきの魔導石を多数持ってきたのだと言う。

どれでも好きな物をプレゼントしたい、そう凸森の目は輝いていた。そして、いつものごとく電機製の魔導陣を点灯させ、雰囲気を演出した。全てはマスターのためだ。

六花の表情は一瞬明るくなるが、すぐさま、その笑顔が消える。そして六花は魔導石を床にゆっくりと起き、凸森と向かい合った。大事な話があると。

嬉しそうな表情の凸森だが、その興味津々な瞳が辛い。六花は、告げた。

関東魔術結社昼寝部は、今日を限りに解散する。

「…マスター?」

今後は、それぞれ自分のしたいようにするようにしようと思う。そう呟いた六花はどこか寂しそうな表情を見せていた。

どうしてしまったのかと、凸森は六花の肩を掴み訴えかけた。
そんな凸森をつかみ、森夏は廊下へ連れ出した。

何故、自分がしたいようにしないのか。何故、本当の思いをぶつけられないのか。六花も勇太も、意地になっているのではないか、森夏はため息をついた。

泣き叫ぶ凸森、しかし森夏はその手を離さない。今、凸森は六花の足かせでしかないのだから。

・クローズアップ
駅。今日、これから六花は母親の元へ行く。普通の女の子として。

それが十花の願いでもあり、六花の将来のためでもあった。

六花も、もう覚悟は決めている。勇太は、そんな六花を見送るため、ここまでついてきた。

しかし。

「待つデス。」

少女が、その場に駆けつけて来た。凸森だ。

マスターのサーヴァントである以上、マスターとともにある。凸森はありとあらゆる思いをその双尾に込め、六花にぶつけ続けた。

しかし、六花の心が開かれる事はなかった。

やがて、電車が近づき、そして停車。その扉は開かれた。

六花は凸森に言葉をかける事もなく、その電車に乗り込んだ。

凸森はただ、その場でうなだれていた。

なぜただ一言、行くなと言えないのか。勇太のたった一言で、六花は自我を取り戻せるのだ。六花は、ずっと勇太の言葉を待っていたのだ。

それは、凸森ではいけない。勇太の言葉でなければならなかった。

六花の為を思い、言いたい事を言い出せずに見送った勇太の前で、凸森は震えながら、その場にうなだれて涙を流していた。

【記事:フェイトちゃん】

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