[其ノ一 株ランキング編]配当株の主役は商社・銀行に!
配当利回り4〜5%台の超優良株が多数出現し、高利回りを目的に投資するチャンス到来。個人投資家に人気の高配当銘柄ランキングを大公開!


資源・商社は5%超も当たり前!??隠れた主役〞銀行株も有望

現在、配当利回りが4%を超える銘柄は全市場で200銘柄を超えています。その中から、松井証券の口座で現物株を保有している投資家の人数が1000人以上、時価総額1000億円以上に絞った優良人気高配当銘柄ランキングが下の表です。ひとつのネット証券で1000人以上が保有している銘柄は人気や知名度がある証拠で、買い安心感も高まります。

ランキングで最初に目につくのは配当利回りが5.27%で第1位の伊藤忠、8位の丸紅といった商社株。商社株は、中国経済の減速懸念などによる資源価格低迷で株価が下落しました。その結果、配当利回りが急上昇しているようです。

商社の中でも資源依存度が高い三菱商事や三井物産などは資源価格下落の影響が大きく、今期減益予想ですが、配当利回りは3%台を維持しています。

さらに?隠れ高配当株〞として注目したいのは、配当利回り4.95%のみずほFGや4.24%の三井住友FGなど銀行株です。収益に占める日本国債の売買比率が高い点などが警戒されているようですが、すでに株価の長期下落が始まって7年近くが経過しました。

ユーロ危機が収まり金融市場が世界的に安定すれば株価の下げ止まりも期待が持てそうです。

そのほかでは定番の医薬品メーカー、また液晶向け素材などの不振で株価が売り込まれた結果、配当利回りが上昇した化学メーカーなどがランクインしました。

配当目的の株式投資は長期保有が大前提なので、株価が乱高下せず、業績が安定して内部留保が多く、減配リスクの少ない企業が有望です。そういった意味では、成長性は感じられないものの収益基盤が盤石なNTTやNTTドコモ、財務力抜群のキヤノンなどが手堅い好配当株といえるかもしれません。

高利回り商品というと、高額の分配金が支払われる毎月分配型投信やJ ‒REIT(不動産投信)を思い浮かべがちです。

しかし、時価総額1000億円以上の有名企業の中でも、4%以上の高利回りが期待できる時代になっているのです。以前は「高配当株といえば公益株」というのがお約束でしたが、代表銘柄も多様化しましたね。

このランキングでわかったこと!
? 株式投資でも利回り4%以上のインカムゲインが狙える時代に。
? 高利回り株の代名詞は電力株から資源・商社株に様変わり。
? 株価低迷で隠れ高配当株になった銀行株やNTTなどに投資妙味。

【人気急上昇中!】
窪田朋一郎(TOMOICHIRO KUBOTA)
松井証券 シニアマーケットアナリスト

2001年、松井証券に入社。マーケティング部を経て現職。ネット証券草創期から株式を中心に相場をウオッチし続け、個人投資家の動向にも詳しい。



この記事は「WEBネットマネー2013年1月号」に掲載されたものです。