12月1日から2014年4月採用向けの企業説明会が解禁され、大学3年生の就職活動が本格的に始まりました。2013年卒である4年生の中にもまだ就職活動を続けている学生が多く、厳しい状況が依然続いています。しかし、12月1日付けの日本経済新聞によれば「採用を抑制してきた企業が新卒採用に前向きになっている」という記事も伝えられるなど"氷河期"と言われた近年の就職活動にも光が指す可能性も。

 それでも、就職戦線で生き残るには普段から新聞に目を通し時事問題に強くなることは勿論、企業研究、魅力的なエントリーシートを書かなければならないなど、やらなければならないことは膨大です。就職活動をしている学生の中には、何から手をつけるべきか混乱してしまう人もいることでしょう。

 こうした就活生にとって今の時代を言葉で読み解くための必携アイテムの一つ、『現代用語の基礎知識』が11月15日に発売されました。

 『現代用語の基礎知識2013』は今年で創刊65周年。記念特集として"就活の神さま"として名高い常見陽平さんによる「就活生のための『現代用語の基礎知識』の使い方」を収録。"iPS細胞"などの旬なキーワードから"TPP"などの理解があやふやなキーワードまで幅広くわかりやすくまとめられた本書を、効果的に就活に生かす"裏ワザ"が紹介されています。
 
 例えば、企業研究の時に分からない言葉があったらすぐ『現代用語の基礎知識』でチェック。就活中に聞かれて困りそうな"今さら聞けないキーワード"も豊富に掲載されているので読み込みましょう。また、常見さんが選んだ「就活に絶対必要な現代用語100」を活用すれば筆記試験や面接で問われる時事問題対策にも。それに、本書の文章は全てプロが書いたもの。具体的で説得力のあるエントリーシートを書くことを必要とされる就活において "良文"を読んでおくことは必ず役に立つはず。

 常見陽平さんは、本書のコラムの中で次のようにアドバイスしています。

 「日本の就活をダメにしたのは就活生のほとんどが登録しているであろうリクナビ。簡単にエントリーができるので応募数が膨張してしまい、企業も学生も対応しきれなくなってしまった。大学3年の12月に始めて、大学4年の4月にバタバタと決まっていくのだけが就活ではない。ましてや、就職ナビだけが就活のツールではない。就活の現実を見ること、自分に合った就活スタイルでいくことがいま、必要なのではないだろうか」

 本書は1600ページにわたり、環境、政治、国際情勢から文化、流行まで、現代における重要トピックが余すところなく掲載された超重量本。膨大な情報量にも関わらず、収録語は発刊の直前まで選考されるそうで、今年は石原都知事辞任の解説まで収録するなど情報の鮮度を大切に編集されています。2012年の重要な事柄を分かりやすく説明した「ニュースのおさらい」も必読で、これ1冊を読み込むだけでも十分な就活対策になるかもしれませんね。



『現代用語の基礎知識 2013』
 著者:
 出版社:自由国民社
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