現代人の約7割が「現代型免疫低下」の疑い! ウイルスに強い身体の作り方

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味の素は12月7日、風邪・インフルエンザが本格化する12月の年末年始の多忙時期を前にして、現代人の免疫力対策のメディアセミナーを開催した。

冬は低温乾燥で、常に締め切ったところに大勢の人が集まる環境ができやすいため、ウイルスによる病気である風邪・インフルエンザは活性化してしまう。

そこでウイルスとの接触を防ぐために、うがいや手洗い、マスクで対策をするのが一般的な方法だ。

同セミナーでは「身体の免疫力」に着目し、感染しても発症させないための対策セミナーを行った。

まず同社は、実際にどれだけの人が「現代型免疫低下」の状態にあるのか、感染免疫学者の藤田紘一郎氏監修のもと、10〜70代の700人に調査を実施。

以下の項目に1つでも当てはまる場合は、「現代型免疫低下」の状況の可能性があるという。

・しっかり寝てもなかなか疲れがとれない・すぐに口内炎やヘルペスができる・風邪をひくとなかなか治らない・花粉症やアトピーの症状がひどくなった・重要な会議や試験当日など、いざ!という時に体調を崩した・季節の変わり目など、寒暖の差が激しい時に調子を崩した・久しぶりに激しい運動をした後に風邪をひいた調査では、69.7%の人が「現代型免疫低下」に当てはまったという。

特に睡眠時間が6時間以下の人は75.9%、受験生は85.0%もの人が当てはまり、免疫力が低下している傾向があることが分かった。

具体的に、どうやって免疫力を高めることができるのか? 藤田氏は、様々なウイルス・細菌感染に対応し、ワクチンの効果も高められる「自然免疫力」を高めることを提唱している。

「自然免疫力」を高めるには、免疫細胞の活性化に欠かせないアミノ酸のグルタチオンが必要であり、これはアミノ酸のシスチンとテアニンを同時に摂取することで生成される。

管理栄養士の中津川かおり氏によると、一日必要なシスチンは700mg、テアニンは280mgという。

しかし、これは肉350gと緑茶12杯分となり、これを一日にとろうとすると、他の栄養分の過剰摂取になってしまう。

そのため、この数字はあくまでも目安として考え、バランスのとれた食事を心がけるべきだという。

中でも卵やアーモンド、納豆はシスチンを、玉露はカテキンを多く含んでいる。

「現代型免疫低下」に当てはまった人は、上記の食材を意識して摂取してみるといいかもしれない。

また、中津川氏は手軽に摂取できる料理として、生そばの上に長いも、納豆、卵黄、ミルでひいた緑茶をかけた「茶とろ納豆そば」や、緑茶を煮出したダシで食べる「豚ロースの緑茶しゃぶしゃぶ」などを提案している。