若手にチャンスが与えられる南米駐在

海外駐在員ライフ Vol.176

From Venezuela

若手にチャンスが与えられる南米に駐在することの醍醐味とは?


■企業トップと接するなど得難い経験ができる

こんにちは。チャンチートです。今回は、南米に駐在することの意義についてお話しします。

ベネズエラの日本人社会は、決して大きくはありませんが、日本からの若手駐在員が多いのが特徴です。20代前半から中盤の駐在員も珍しくなく、ヨーロッパなどに赴任する駐在員とは年齢構成がかなり異なるのではないでしょうか。若手が活躍する背景には、治安の悪さからベテラン駐在員には敬遠されがちという事情もあるかもしれませんが、若手駐在員にとっては、むしろそれがチャンスにつながっているように思います。私も年代的に“若手”に属しますが、ベネズエラ政府の役職者や、日本企業の社長や役員といった地位の方々に直に対応しています。どなたも、日本にいたらまず接する機会などないような方々ばかりで、つくづく得難い経験だと感じますね。自分で判断してダイナミックに事業を進めていく経験も、やはり日本にいたらできなかったことでしょう。こうした醍醐味(だいごみ)が味わえるのは、南米駐在ならではなのではないかと思います。


■留学先で自分の志向を発見

将来、海外で仕事をしてみたいという皆さんには、やはりまず語学を頑張っておくことをお勧めします。特に南米は、ポルトガル語が公用語であるブラジルを除けば、スペイン語を使う国ばかり。正直な話、スペイン語が話せないと、仕事をするのは難しいと思います。私自身、学生時代にスペインや南米の国に留学して学んだのに加え、現在も1週間に一度、出勤前に1時間、自宅に先生を招いてプライベートレッスンを受け、スペイン語力の向上に努めています。

また、学生時代のスペイン短期留学は、思わぬ自分の志向を発見する良い機会にもなりました。語学コースには日本人がとても多かったことに加え、見聞きするものもあまり意外性がなくて、“想定の範囲内”のことばかり。はっきり言って、つまらなかったのです。そのときに、「自分が想像できないような文化や歴史を持った国の方が住んでいて楽しいだろう」と感じました。それが、多少の危険は伴っても、刺激的な環境で仕事ができる南米駐在を希望するきっかけとなったのです。

もうひとつお勧めしたいのは、学生でいる間に、何でもいいから熱を入れて思いっきりやっておくこと。それが社会に出たときや、海外で未知の世界に飛び込んだときの糧となるはずです。社会に出てからは、特に興味がある地域があれば、ぜひ積極的につながりを作りましょう。社内に、その地域に赴任していたことのある駐在員の集まりがあれば顔を出してみるとか、そうした方々に直接コンタクトを取って個別に会いに行くとか…。具体的なアクションを取りながら、会社に対しても「ここの地域に赴任したい」とアピールし続けることが、チャンスにつながると思いますよ。