会社・仕事に”閉塞感”ある人は4割、理由は”頑張っても給料上がらない”半数

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クレイア・コンサルティングはこのほど、ビジネスパーソンを対象とした意識調査の結果を発表した。

同調査は、6月23日〜24日の期間にインターネット上で行われ、企業に勤務する正社員1,000名から有効回答を得た。

なお、回答方法は多肢選択式となる。

まず、今の会社や仕事に閉塞感を感じているかと聞いたところ、40.2%が「あてはまる」と回答し、2010年の前回調査時と比べて3.1ポイント増えた。

一方、「あてはまらない」は20.2%で同4.3ポイント減となった。

閉塞感を感じると回答した社員に対してその理由を尋ねると、1位は「会社や事業の先行きが不透明だから」の55.2%、2位は「頑張ったとしても給料が上がっていく見込みがないから」の53.5%となり、これら2つが半数以上のポイントを獲得。

以下、「会社に期待できないから」が42.3%、「頑張っているのに業績が上がらないから」が31.1%、「会社から期待されているとは感じられないから」が29.1%と続いた。

同社は「自分の頑張りに対して相応の見返りが無いことが閉塞感を高めている」と分析している。

「今の仕事に対して前向きなやりがいを感じる」と答えた割合は、閉塞感がない人では85.1%。

反対に、閉塞感がある人ではその半数以下の40.5%にとどまった。

「景気によっては転職を考えたい」と答えた割合は、全体では39.2%で、前回より12.9ポイント増加。

一方、社員数5,000人以上の大企業では、前回比15.2ポイント増の37.8%となり、安定していると思われる大企業において、転職意向を持つ人が急増していることがわかった。

大企業社員のうち、「重要性の高い仕事が後回しになりがちである」と答えた人は前回比7.3ポイント増の44.5%、「上司と日常的にコミュニケーションをとる機会がある」は同10.7ポイント減の51.5%、「今の会社では、将来の生活や仕事に対して希望を持ちにくい」は同5.6ポイント増の36.5%となった。

これらの結果から、大企業において転職意向のある社員が増えている背景には、「現状の仕事や組織への不満」と「将来への不安」が影響していると推察される。

ビジネスパーソンが内側にどのような思いを抱いているか調べたところ、「仕事に関する能力を高めていきたい」と答えた割合は、全体では85.2%、閉塞感がある人では84.8%、大企業で転職意向のある人では88.5%。

また、「目標達成に向けて、周囲の仲間と協力しながら仕事を進めたい」「社会やお客様に対して貢献できるような仕事がしたい」の2項目についても、いずれも8割前後の高い数字となっており、閉塞感を感じている人や転職意向のある人も、内面では前向きな気持ちを持ち続けていることが明らかになった。