マンションでの理想の人付き合いは、「ほどよいつながり」

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NTT都市開発、大和ハウス工業、大成建設、新日本建設、三信住設の5社による「はぐむHillS『ウェリス稲毛』プロジェクト」は、マーケティングリサーチ事業などを行っている「シタシオンジャパン」を通して「マンション購入時と入居後の意識に関する実態調査」を実施。

大規模マンション入居者(20〜60歳の男女600名)を対象に、マンション内の人付き合いや共用設備・サービスの使用状況、コミュニティー活動などについてアンケートを行った。

調査期間は10月18日〜22日。

現在入居しているマンションに対して、購入時に重視した点と、入居してみて重要と感じる点について質問したところ、入居時の重視ポイントは「価格」「間取り」「立地」などのハード面の項目についての回答が多く、これらの項目は、入居後にも重要と感じる人が多い。

一方、購入時にはあまり重視していなかったが、入居後に重要と感じるようになった点としては、「人付き合い」や「入居者サポートサービス」などのソフト面があげられた。

続いて、快適な暮らしの環境を実現させるために必要なマンション内の人付き合いについて調べたところ、「マンション内でよく立ち話をする程度」の人付き合いを選ぶ人が最多。

ところが、2番目に多い「人付き合いの程度」については、環境によって差が生じている。

例えば、「子どもを安心して遊ばせたり、災害時に安心を得る環境」のためには「お互いの部屋の行き来をする人がいる程度」という回答が2番目に多かったが、「家族が心地良い生活が送れる環境」のためには、「マンション内の人とは会ったときにあいさつをする程度」が選ばれた。

「『絆が求められている』と言われているほどには、濃い人付き合いを求めておらず、個人の自由を維持しながら互いの顔が見え、親しみ合える『ほどよい、洗練された関係』が求められている」と、分析を担当した関東学院大学 文学部社会学科の新井克弥教授は言う。

さらに、入居しているマンションでの人付き合いのきっかけを提供する「コミュニティー形成支援サービス」の導入の有無については、「導入されている」と回答したのは12.2%で、人付き合いのきっかけがないマンション入居者が多いことがわかった。