世界の気候変動、新興国のほうがより強く実感-AXAグループ調べ

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保険・資産運用グループAXA(本社・仏パリ)は、世界13カ国の男女13,492人(日本は1,013人)を対象に、気候変動に関する意識調査を実施した。

同調査は、気候変動とそのリスクに関する人々の意識を把握・分析し、環境リスクの軽減や、予防啓発活動にいかすことを目的に実施されている。

調査期間は7月5日から8月6日。

「この20年間で気候が変動したと感じていますか?」と尋ねたところ、気候の変動を感じている人は全体の約9割にのぼり、世界中で、気候変動が現実的な問題として受け止められていることが浮き彫りになった。

中でも、気候変動を「強く感じる」と回答した人の割合が、新興国の69%に対し、成熟国は39%と、新興国のほうがより強く実感していることがわかった。

特に、メキシコは87%、インドネシアは74%と突出しており、日本においてはその割合が49%と約半数で、成熟国の中では最も高い数値となっている。

「過去20年間で、環境事象のいずれかを経験したことがありますか?」という質問で、具体的に経験した環境事象を聞いたところ、「降雨パターンの変化による洪水(83%)」と「平均気温の連続的な上昇(80%)」など、世界中で認知されている事象が上位を占めた。

「気候変動が原因で起こりうる現象をどの程度心配していますか?」という質問をしたところ、気候変動の影響を心配している人が全体で8割超。

特に、気候変動を身近で感じている国ほど、将来に対する不安を強く感じており、気候変動による影響を「とても心配」とする人の割合は、新興国が65%、成熟国が31%となった。

「気候変動が日常生活に与える影響についてどう思いますか?」と質問したところ、服装や家内温度など「生活の快適さ」に影響していると感じている人が全体の3割を占めている。

また、健康や食事への影響についても、現時点で実感しているのは2割程度であるが、近い将来、または長期的に影響が及ぶ可能性があると感じている人は、7割近くにのぼり(健康69%、食事68%)、人々の強い不安が浮き彫りとなった。

なお、「気候変動リスクの影響を軽減するため、どのアクションを取るべきだと思いますか?」とたずねたところ、新興国で最も回答が多かったのは、「習慣を変える」、「エネルギーを節約する」など、自らの「意識を高める(52%)」であったのに対し、成熟国では「温室効果ガス軽減のためにクリーンエネルギーを開発する(56%)」が最も多くなっている。