10日、フィギュアスケート・バンクーバー五輪金メダリスト=キム・ヨナ(韓国)が、1年8ヶ月ぶりの実戦復帰となった「2012 NRW杯」で優勝を飾った。

ロシア・ソチで浅田真央が4年ぶりのGPファイナル優勝を飾ったが、時をほぼ同じくして、ドイツ・ドルトムントで行われた同大会において、ヨナは今シーズンの女子選手で唯一となる200点台を叩き出すなど、圧巻の強さを見せた。

9日深夜には、フジテレビ「すぽると!」でも、ヨナのショートプログラムの模様を伝えており、ここではプロスケーターで、高橋大輔のコーチも務める本田武史氏が解説した。

ショートプログラムで、トリプルルッツ、トリプルトゥループのコンビネーション、そして、トリプルフリップを鮮やかに決めるなど、72.27点という高得点(浅田のGPファイナルにおけるショートプログラムは、66.95点)を出したヨナだったが、会見では「試合に入る前も、プログラムを行うときも、とても緊張して足が震えていました」と語っており、まだ完全復活には至っていない。

本田氏も「最初の3回転+3回転もそうだったんですが、オリンピックのときほどの流れがないかな。まだ軽やかさが少し欠けているっていうところがあるので、そこが1年8ヶ月のブランクだったんじゃないですかね」と指摘した。

また、ブランクについて、「いや、よく戻してきたと思います」と感心した本田氏は、それでも「スピンが最高レベルではなかった。もっと点数を伸ばしてくる可能性があります」、「緊張感もあったと思いますので、7割くらいの出来ではないですかね。慎重に滑っていたという印象」と語っており、ヨナが完全復活を果たした暁には、さらに点数を伸ばしてくるという見通しを示している。