国政への進出を急ぐあまり、肝心要の“維新八策”を自ら骨抜きにしているような印象の『日本維新の会』だが、支援者の一部から「これじゃ、まるで小沢ガールズと一緒じゃないか…」という落胆の声が漏れる事態が起きている。同会では“勝てる”候補者選びに必死だが、東京21区(立川市、昭島市、日野市)から出馬する元グラビアアイドルに、冷ややかな視線が集中しているのだ。

 その筆頭が佐々木理江氏(30、芸名・佐々木梨絵)。'06年に、身長154センチ、B80・W56・H80と、小柄ながら均整の取れたボディーに国立島根大学卒業という知性を生かし、“ポスト眞鍋かをり”としてデビュー。アダルト雑誌やDVDでスクール水着の際どい“一本スジ”などを惜しげもなく披露し、ロリータ好みの男性陣を悩殺していたのだ。
 「一時は株やFX取引などのコラムを連載し、知的アイドルをアピールしていましたが、付け焼き刃の知識からか相当に損を出していたようですね。広島出身ということでカープファンを公言したりもしましたが、テレビ番組でにわかファンということがバレ、顰蹙を買ったことも。また、気象予報士を目指すも、これも受かったという報告は聞いてないですね。とにかく芸能界で生き残るために必死という感じでしたが、結局のところ着エロアイドルとしてしか需要はなかった。最近は、芸能活動は一切しておらず引退したと思っていたのですが、まさかの国政進出とは…」(芸能関係者)

 元タレント議員として、まじめに勉強会を開いて政治に従事している者はごく少数。居住の実態がなかったとして当選無効を言い渡された、埼玉県新座市議の立川明日香氏(27)に至っては、失職の恨みつらみをツイッター上にヤンキー口調でつぶやくなど、とても政治を任せるには心もとないご仁もいる。
 橋下徹代表代行は遊説先で「新しい人を排除する今の政治では改革は無理」と訴えたが、タレント時代に年齢のサバ読みをしていた人に「私と日本を変えましょう!」と言われても…。有権者の判断はいかに。