名古屋三越1月2日から独自セール開催 グループ内で足並み乱れる?

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 名古屋三越が、冬のセールを例年通りの1月2日から実施する。一部ショップを対象に「ザ・セール」を同日からスタートし、18日からは自主企画商品も含めた「クリアランスセール」を行い2段階でセールを開催。親会社の三越伊勢丹ホールディングスは今夏に同HDの百貨店セール時期を約2週間遅らせると発表したが、名古屋三越は今回、独自の判断でセール開始日を繰り上げる方針だ。

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 2日からのセール第1弾「ザ・セール」では福袋の販売に加え、例年通りの開催を希望したアパレルショップを中心にキャリー品を含むアイテムの値下げを実施。第2弾の「クリアランスセール」はホールディングス内の百貨店と同じ18日から開始し、セール時期を遅らせる提案に賛同したアパレルショップの商品や自主企画の商品も含めて値引きする。

 名古屋三越の広報担当者は「夏のセールと違って例年通りの時期に開催したいと希望する取引先が多かった」と、独自セールの開催に至った理由を説明。名古屋三越の周辺百貨店では「夏のセールが結果的にうまくいかなかった」(名鉄百貨店広報)ことから初売りとほぼ同時期にセールをスタートさせる例年通りのスケジュールを組んでいるところが多く、名古屋三越はそれに合わせた格好だ。

 三越伊勢丹ホールディングスでは「本来一番売れる時期に価格を下げるのはおかしい」という考えに基づき、夏のセールから開催時期を遅らせる取り組みを発表。独自セールに踏み切る名古屋三越も、2日からセールをはじめるショップに対して「コートなどのシーズンアイテムだけでも18日からの値引きにできないかと交渉を進めている」という。だが百貨店全体でみると、そごう・西武や大丸・松坂屋、阪急・阪神、松屋が例年のスケジュール通りの開催を決定しており、セール時期を遅らせる三越伊勢丹ホールディングス内でも今回の発表を受けて足並みが乱れる可能性がある。