(画像:「中二病でも恋がしたい」公式webサイトより)
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登場人物
主人公:富樫勇太(とがし ゆうた)
ヒロイン:小鳥遊六花(たかなし りっか)

第10話「聖母の…弁当箱 ( パンドラズ・ボックス ) 」
「私、勇太と抱き合った。勇太が好き。」

学校の校舎。六花と凸森は、文化祭の準備で夜まで学校に残っていた。
そんな中で、六花が唐突に漏らした言葉だった。

六花は、勇太に恋をしてしまったようだ。凸森は、六花の心を奪った勇太に対して
報復を行わなければ、と意気込んだが、じっと見つめる六花の瞳を見ると、
その意気も消え失せてしまった。

「どうしたらいい…?」

六花は、どうしたら良いかわからず、不器用なりに本気で凸森を頼っているのだ。凸森はため息をつき、六花に応えた。

六花は、勇太がいたから邪王真眼をここまで守ってこられたと言っていた。きっと、勇太にもその強い思いは伝わっている。六花に仕えて2年と少し。自分には、六花の全てがお見通し。

そう、凸森は六花に伝えた。そして彼女なりにはげました。

心配しなくても大丈夫、邪王真眼は最強だ、と。

・恋心
同じく、学校の校舎。勇太は、一色に打ち明けていた。六花が好きなのだと。

しかし、六花のどういう所が好きなのかとか、うまく説明できないでした。

そんな勇太に、一色は人差し指を向けた。

人を好きになるのに、理由など必要ない、と。そして、がんばれよと。

恋をしているのは、勇太や六花だけではない。一色も、くみん先輩に恋をしていた。

それをわかっていた勇太は、言葉を返した。

「お前もな。」

月明かりは、そんな恋心を抱いた少年、少女達を優しく照らしていた。

・告白
雨の降り止まない帰り道。

「我が契約に従い、命令を聞け。」

六花は、黄金に光る石を取り出し、念じていた。それは凸森からもらった”魔導石”。

念じると、願いが叶うのだと言う。そして、六花が叶えたい願い、それは、勇太と恋人同士になる事だった。

今、目の前に勇太がいる。勇太も、何かを伝えたいようだ。

「あのな。」

深呼吸し、六花に言葉をかけようとする勇太。しかし、うまくいかない。風で飛ばされた傘、導かれるように走りこんだ橋の下。

印象に残ったのは、その時川の遠くに見えた”走る光”だ。それは、ネオンを走る車のライトの光。流れるように綺麗な光景だった。

六花は、それに見とれていた。

勇太は、今しかない、そう思い、六花に告白しようと決意。そして、口を開こうとした。しかし、それよりも早く、六花が口を開いていた。

勇太は、一瞬何を言われたか、わからなかった。

それは、光にずっと見とれているとばかり思っていた六花の突然の言葉だった。勇太は、思わず訴えていた。

待て、俺が先だろう、と。

・クローズアップ
ファミリーレストラン「NoNoS」。勇太は、六花の姉である十花と向かい合っていた。

六花に聞かれるわけにはいかない、十花はそう言い、勇太をここに連れてきたのだ。

そして今十花は、勇太の目の前で深々と頭を下げていた。

イタリアにある一流レストランの本店から、十花に修行に来いとの誘いの手紙が来ていた。十花にとっては、断る理由がない。しかし、今十花は六花と二人暮し。

六花だけを置いて行くわけにはいかない。そこで、十花のかわりに、母が六花と暮らす事になるのだろう。夫の死後、六花と十花を夫の実家において出ていった母だ。

母は、何度も六花と話そうとしていた。六花にだけ父の事を話さなかった事を謝りもした。しかし、六花は心を開かなかった。

そして今、頭を下げている十花の、勇太への願いはただ一つ。

「頼む、何とかしてくれ。お前が言えばきっと聞く。まともになれと、お前が言えば。」

それは、六花に中二病の象徴でもある眼帯を取るよう、勇太から頼んで欲しい、という物だった。勇太は、六花がかける眼帯の意味を知っていた。

今のままの六花を受け入れるべきではないのか。この時はまだ、勇太はそう強く思っていた…。

【記事:フェイトちゃん】

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