年末相場の盛り上がりを期待してはいるが、新しい材料に欠け、一進一退の株式市場。全体的に下落しているので、配当の高さが際立つくらいで、その…楽しくない(?)。じっくり銘柄選びぐらい、楽しみましょうか!


トラック業界は、タイやインドなど中国以外のアジア向け需要の好調が続き、全般に業績の上向き傾向が鮮明になりつつある。業績拡大期は、企業規模の大きい完成車メーカー株より中小型の部品メーカー株のほうが値上がりしやすいといわれる。いすゞ自動車系列のアイメタルテクノロジーも、好業績に裏づけられた大化け期待株のひとつだ。

この会社は部品セクターの中でもトラックなど大型のクルマにほぼ特化。エコカー補助金終了で伸び悩む国内乗用車向けの部品メーカーと違って新興国での販売が高い伸びを続けており、今期業績予想が上方修正される可能性は大だ。

指標面での割安感はまだまだ強く、株価125円でPERは8倍台、PBRは0.3倍割れと、水準訂正だけでも2倍高を狙える超割安状態に放置されている。

ちなみに、この会社の旧名は「自動車鋳物」。証券マンの間では、今でも旧名で呼ばれることが多いようだ。

株業界の番猫・みけこさんの兜町キャッツアイ
第55話 日銀総裁・副総裁任期はあと半年

気が早いけど2013年の話をすると、日銀副総裁が2人とも来年3月に、白川方明総裁が4月に任期切れ。どうやら3人とも入れ替わるかもしれにゃ〜い。

白川総裁には続投説が多かったみたいだけど、最近は金融政策決定会合に民主党の前原政調会長が出席して圧力をかけたりして、少々お疲れ気味。自民党の安倍統裁まで「次の日銀総裁は2〜3%のインフレ目標を共有できる人」って言ったから、さあ大変。一部の通信社が早合点して「安倍氏が総裁更迭を示唆」って速報したら、日銀の広報室がびっくりして電話で問い合わせてきたんだって。3%も物価が上がると、キャットフードも高くなるのかにゃ?

しかも、日銀法の改正論がくすぶってて、日銀の役割に「物価安定」だけでなく「雇用の最大化」を付け加えて、政府の総裁解任権まで盛り込む方向なんだって。日銀の独立性に特別の思いがある白川総裁はきっと心の中では怒ってて、ツメを出しているにちがいにゃい。

ちなみに日銀ではえらい人が辞めるとき、日銀から歩いて行ける東京・神田駅周辺で送別会があるの。大人数の宴会になるから、高級店じゃなくて、フツーのサラリーマンみたいに「和○」とかでお刺し身の盛り合わせでお酒を飲むんだって。



この記事は「WEBネットマネー2013年1月号」に掲載されたものです。