日本生産性本部のメンタルヘルスに関する企業アンケート調査によると、従業員の中で「心の病」が最も多い年齢層は40代であることが分かった。

 「心の病」を有する従業員が最も多い年齢層を見ると、「40代」と回答した企業が前回調査(2010年)から13.9ポイント増加の36.2%で最も多くなっている。

 過去の調査では、常に「30代」と回答した企業の割合が最も多かったが、今回の調査では「40代」が「30代」を逆転した。「30代」の割合は34.9%で、前回調査から23.3ポイントの大幅な減少。

 「10-20代」と回答した企業の割合は18.8%(前回調査比4.9ポイント増)、「50代」と回答した企業の割合は3.2%(同2.0ポイント増)。

 最近3年間の「心の病」の増減傾向を見ると、「増加傾向」の企業は37.6%で前回調査から7.0ポイント減となったものの、「横ばい」の企業が半数以上で、「減少傾向」の企業は微増にとどまった。

 職場や働き方の変化については、「職場に人を育てる余裕がなくなってきている」、「管理職の目が一人一人に届きにくくなってきている」、「仕事の全体像や意味を考える余裕が職場になくなってきている」などが当てはまると回答している企業が7割程度となっている。

 調査は、上場企業218社から回答を得た。

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