2012年のベストセラーとなった『ソードアート・オンライン(SAO)』シリーズ(電撃文庫)

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2012年のライトノベル売り上げランキングが、「とんでもないことになってる」と話題だ。オリコンが2012年12月3日、2012年の書籍の売り上げランキングを発表したが、そのライトノベル部門の上位が、ほぼ1つの作品に席巻されてしまった。

圧倒的強さを見せ付けたのは、川原礫さんの『ソードアート・オンライン(SAO)』シリーズ(イラスト・abecさん、電撃文庫)。約37万部を売り上げた1巻を筆頭に1〜6位を制覇、さらに9位・10位にも同シリーズが入り上位8作を独占した。まさに一時の「ハリー・ポッター」を彷彿とさせる人気だ。

今年だけで総計400万部超のヒット作家

『SAO』は2009年に第1巻が刊行され、これまでに全11巻が出ている。元々ラノベファンの間では人気の作品だったが、2012年7月からはアニメ版も放映されており、これが人気に火を点けたと見られる。今回のランキングにはベスト20までにシリーズ全作がランクインしており、2012年の売り上げ総計は推定301万部に達する。

なおシリーズ別売り上げではSAOに続いて『アクセル・ワールド』(電撃文庫)シリーズが103万部で2位に入ったが、なんとこちらも作者はSAOと同じ川原礫さんだ。一人で年間400万部以上を売り上げた計算で、文庫の作家別「推定売り上げ数」ランキングでもあの村上春樹さんを抑え、トップの東野圭吾さんとも差のない2位に入る。まさに日本有数のベストセラー作家なのだ。

オンライン小説からベストセラーに

川原さんは2008年にデビュー。現在までに出版された作品は「SAO」「アクセル・ワールド」シリーズだけだが、元々はインターネット上で小説を発表しており、上記2作品も当初はオンライン小説として公開されたものだった。

川原さんのこの躍進振りにネット上でも、

「川原一色だな見事に」
「SAO売れすぎだろ…」
「作家別だと三上(延)にダブルスコアかよ つうか村上超えて東野に迫るとか…」

と驚きの声が広がっている。