サンタさんに頼んでもダメ【イラスト/斎藤ひろこ】

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2012年も残すところあとわずか。年末年始は楽しいイベントが立て続く一方で、家計のバランスが乱れやすい時期です。「年末は大赤字決定なんです。年始も出費の予定がかさんで……」などといいつつ、血相を変えて私のところに飛び込んでくる相談者さんは、毎年少なくありません。そこで今回は、年末年始をはじめとした例外的に支出が増える時期のお金の管理方法を伝授します。

年末年始以外にも、家計のバランスが崩れる時期は多い

 年末年始は帰省する人が多く、さらにはクリスマスやお正月といったイベントに伴う出費で、赤字になってしまう家計が増えるものです。たしかに、帰省をすれば10万円前後のお金が出ていくこともありますから、それを月々の家計の範囲内でまかなうのは難しいでしょう。ですから、年末年始に蓄えをある程度取り崩すのはやむを得ないことともいえます。

 ですが、"年末年始の出費をあらかじめ見越して蓄えておき、それを取り崩す"のと、"(毎年のことなのに)年末年始になってから赤字に気づいて慌て、カードでキャッシングするなどして乗り切る"のでは、まったく質が違います。

 いうまでもなく、後者のようではいつまで経っても"お金の問題児さん状態"から抜け出せません。目指すべきは、計画性を持って出費の多い月に備えることです。

 6000件に近い家計診断をしてきて思うのは、往々にして貯められない人は、計画性がありません。想像力も欠けている気がします。そもそも、毎月の支出をずっと一定にできるわけがないのに、そんなことにはまったく考えが及ばないのです。

 12月や1月が例外のようにも思えますが、意外と例外的にお金がかかる月というのは多いものです。

 たとえば、先月の11月は何もなさそうに思えますが、早い人はお歳暮を準備するかもしれませんし、裏付けがあるわけではありませんが、11月あたりは合コンや飲み会が増えるとの説も。独身、既婚を問わず、この時期は案外社交にお金を使う人が多いのでしょう。

 お金のかかる12月、1月が過ぎ、2月になると受験生のいる家庭では受験にお金がかかります。3月も同様。さらに、3月、4月は歓送迎会の季節ですから、これまた出費が予想されます。子どもの進学などあれば、さらに多額の出費があるでしょう。

 そのほか、車検は特に3月、次いで12月が多いものです。車検は車を買った時期によって異なるものですが、3月と12月は自動車販売のピーク期であるため、当然ながらその分車検も多いというわけ。車を持っていれば、ここでも少なからずお金が出ていきます。

 さらに、自治体によって微妙に時期は異なりますが、年度が変わると、持ち家の人には固定資産税の納付書が届きます。

 そして、5月や7〜8月には長い休みをとる人が大半ではないでしょうか。休みになれば、帰省、旅行などでまたもやお金がかかります。最近は9月の連休もシルバーウィークなどと呼ばれ、ここでお金を使う可能性も高いかもしれません。10月は比較的何もなさそうにも思えますが、11月初旬には幼稚園の申し込みや面接などが多く行われるため、子どもの服やスーツなどを新調する家庭も多くなるはずです。

 ざっとイベントを追っただけで、あっという間に一年が過ぎてしまいました。このように、1年中、例外的な支出というのはあるものです。

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