なぜそうなる...中国の検閲でマイアミのペットスパにトラフィック集中

写真拡大


中国と言えばネット検閲の歴史は古うございますが、最近はサイトをブロックするだけじゃないようです。人畜無害なサイトにトラフィックを飛ばしてネット市民のやる気を削ぐ戦術も進行中らしく、たまたまその誘導先に選ばれたマイアミの零細ペットスパが悲鳴をあげています。

今回紹介するのは、中国ウェブ検閲の知られざる世界特集(おすすめ)で、New Scientistのリチャード・フィッシャー(Richard Fisher)記者が詳しく紹介してたものです。

それによると、中国当局は見せたくないサイトがあると単にブロックするんじゃなく、ネットの接続が遅いように見せかけたり、他にも様々な手口を駆使しているようなのです。

トラフィックのリダイレクションもその一環。いわゆるDNSポイゾニングと呼ばれる手法で、リクエストしてないサイトを表示するんですが、その誘導先のひとつに任意で指定されたのが、米マイアミの「The Pet Club」なのですね。

New Scientist(要ログイン)はこう伝えています。

 


 

中国からオンライン追跡阻害ツールのダウンロードサイト「torproject.org」にアクセスしようとすると、thepetclubfl.netのIPアドレスがよく表示されるのである...。

検閲側がなぜThe Pet Clubのサイトを選んだか、理由は誰にもわからない。サロンのオーナーに頼まれてサイトを作成したフロリダ州ハリウッドのUniversal Merchant Solutions社のデニス・ボスト(Dennis Bost)さんも、このトラフィック集中には今までずっと困惑していたそうだ。

「とにかく中国からのヒット数が半端ないんです」、「ペット美容室ですよ? シャー・ペイ(砂皮犬)の散髪でわざわざ北京から飛んでくる人なんているわけがない」(ボストさん)


確かにペット美容室はツボ押さえているかもね。「あ...あれ? URL打ち間違えたかな...」って思って、それ以上深く考えないので。...とか言ってGizmodo(中国からはアクセスできない)とかNew Scientistも「The Pet Club」にリルートされちゃったりして...。


New Scientist

Jamie Condliffe(原文/satomi)