長く付き合える「総合ネットバンク」目指す--じぶん銀行・鶴我社長に聞く
――数値目標などはございますか?現在20代の口座数は40万口座ですが、それを倍の80万口座までしたいと思っています。
全体では、現在の150万口座を2年で200万口座まで拡大していきたいですね。
――「20代倍増計画」ですね。
また、社会人になっても長く付き合ってもらえる銀行にするということで、商品の品揃えを強化したいというお話がありましたが、具体的には、どのような商品を提供する予定ですか?まず最近の動きとしては、三菱東京UFJ銀行の住宅ローンの取次ぎを始めました。
来年になりますと、今4通貨を提供している外貨預金に、さらにいくつかの通貨を加える予定です。
少し金利が高めで、為替の変動も多少あるが、それほどリスクの高くない通貨などを検討しています。
来年度になりますと、FXを商品として加えていく予定です。
これで来年度の上期には、プレーンな商品としては、だいたいそろってくるという計画です。
さらにその次の段階として、ある商品にお客様が望むものはなんだろうかという事の研究を繰り返して、ローンだったらもう少し変わったものをやれないかとか、今はプレーンな定期預金や普通預金を、もう少し変わったものにできないかとか、お客様の資産運用のステージに合わせてニーズを拾い上げ、新商品を開発していきます。
例えば、これは若い人向け、これは50代向け、など、各層のニーズに合ったものを提供していきたいのです。
――最後に、あらためて新社長としての抱負をお聞かせいただけますか?「スマホ銀行」という新しい世界が私にとっても開けてきて、その中で仕事をさせていただくことについては、たくさんの夢を持っています。
じぶん銀行の独自性、先進性を大事にしながら、他の社員と一緒に、ワクワクする会社にしたいと思っています。
――本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。