サムスン電子が自社ホームページの地図上で、韓国の呼称である「東海」ではなく「日本海」と表記していたことが4日、明らかとなった。韓国メディアが相次いで報じ、騒動となった。サムスン電子は同日午後に、同地図を削除した。

 韓国メディアは、「韓国を代表する企業、サムスン電子ホームページに“日本海”表記」、「サムスンの裏切り、公式ホームページで衝撃」などとの見出しで伝えた。

 サムスン電子はホームページに、サポートセンターや地域別店舗などを検索することができる地図を掲載していたが、同地図で「日本海」と表記されていた。

 韓国国民が感情的に敏感な地名について、韓国を代表する企業が日本が主張する表記を用いたとして、非難の声が上がった。

 サムスン電子がグーグルマップを使用していたことが原因とみられている。グーグルマップは韓国国内からアクセスした場合のみ「東海」「独島」と表示し、それ以外の地域では「日本海」「リアンクール岩礁」と表示している。日本国内では「日本海」「竹島」と表示されている。(編集担当:李信恵・山口幸治)