向後の7日株!:上昇トレンド+売り長+低PBRで押し目買い!金融緩和で思惑銘柄(634X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

小森コーポレーション (6349)が今日の注目銘柄!

自民党への政権交代が実現すれば、強力な金融緩和策が講じられるとの期待が高まっています。
そこで、日米欧を中心にした世界的な金融緩和を背景に、紙幣印刷機大手である同社に再度注目します。

同社は日本で唯一の紙幣印刷機メーカーです。
半世紀にもわたる納入実績を持つ日本をはじめ、ドイツ、ナイジェリア、そしてインドなどでも同社の印刷機械が使われています。偽造が非常に困難な最先端の印刷技術を有する同社は、オフセット印刷機の国内シェアにおいてトップを独走し、世界でもトップグループに属しています。

10月26日には、13年3月期業績修正を発表しました。通期連結売上高については685億円と、下期以降も世界的な景気減速が予想され、印刷機械の需要も伸び悩むとの見通しから、前回予想の728億円から下方修正をしました。しかし、経常損益では、原価低減及び人件費の圧縮を含む経費削減効果などにより、10億円の損失(前回予想は14億円の損失)に縮小する見込みです。

確かに、足元業績は苦戦中です。しかし、紙幣印刷機の受注が伸びています。それは、インドやタイでは経済成長に伴って紙幣の需要が拡大しており、短時間で大量の紙幣を生産できる点が評価されているためだそうです。なお、受注が堅調な紙幣印刷機に関しては14年3月期に売上高を今13年3月期比67%増の100億円まで伸ばす計画とのことです。

日足チャートをみると、10月25日から5日移動平均線(30日現在、633円)をサポートに、堅調に上昇トレンドを描いています。足元は、時間調整をしていますが、今後、27日につけた659円をブレイクできれば、再度、上昇トレンドを開始し、3月27日につけた年初来高値740円を目指す展開を想定します。
週足ベースの一目均衡表では、遅行スパンの好転・雲上抜けを果たし、二役好転しています。基準線(同、506円)と転換線(同、506円)は同値となっていますが、13週移動平均線(同、452円)の向きがすでに上向きとなっていることから、早晩、基準線と転換線は好転し、三役好転を達成するとみています。
すでに、中期的な上昇トレンドが発生しているとの認識です。さらに、PBRが0.35倍と資産面で割安なことや、信用倍率が0.71倍と売り長になっていることも、ポジティブ材料です。

向後はるみ(HARUMI KOUGO )
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。