あの「広島カープ芸人」に直撃インタビュー!これがカープ愛だ




ジャイアンツの日本一で幕を閉じた2012年のプロ野球。日本シリーズ第6戦の視聴率は23.3%にも達し、野球人気が健在である事を証明した。今年の球界は、中畑清の横浜DeNA監督就任や、ヤクルト宮本、日本ハム稲葉の二千本安打達成など数多くの話題で盛り上がったが、例年以上に話題となったのが「広島カープ」だ。



6月に放送されたバラエティー番組「アメトーーク!」の「広島カープ芸人」の回では、カープファンを自他共に認める有吉弘行、チュートリアル徳井、アンガールズ、ロザン宇治原、ザ・ギース尾関がカープにまつわるトークを繰り広げ、放送終了後には元広島カープの北別府学氏のブログにコメントが殺到するなど、ネット上でも話題となった。



今回、同番組に出演した「カープ芸人」ザ・ギースの尾関高文を直撃、カープへの思いを語ってもらった。



――カープを応援するようになったきっかけを聞かせてください。



特に応援するようになったのは小学生のころですね。当時、広島に住んでいたという事もあってもともとカープを応援していたんですが、ちょうど僕が小学生の時、イラン・イラク戦争の時期に父親がイラクに単身赴任して、離れて暮らすようになったんですよね……。



――お父様と離れて暮らすようになったんですね。



父親がイラクに行って、広島で母親と妹との三人暮らしをしていたんですけど、当時、母親がカープのファンで、特に大野豊選手(現投手コーチ/1977年から1998年までカープに投手として在籍)の大ファンだったんですよ。わが家では大野選手がお父さんみたいな存在でした。お父さんだと思って大野選手を応援していましたね。そこから僕はカープ一筋です。



――お父さんだと思っていたら応援にも熱が入りますね。二十年以上カープを応援してきた尾関さんにとって、カープの魅力ってどんな所にありますか?



なんといっても一体感ですね。僕自身が広島出身なのとは別に、カープという共通の地元がある感じです。初対面の人ともお互いがカープファンだと分かると一気に仲良くなれるんですよ。自分たちの事はさておきカープの話をしましょうって感じで。ファン同士だけでなく、チームとファンの一体感もありますしね。



――尾関さんが日常生活でカープファンを実感する瞬間ってありますか?



僕のキャッシュカードの暗証番号、カープの選手の背番号を組み合わせて決めましたよ。えーっと前田さんと……



――それ以上言うのはやめてください!尾関さんの思い出に残っている選手について聞かせてください。



大野豊選手、緒方孝市選手、前田智徳選手、江藤智選手……、ほかにも数えきれないぐらいいますが、チェコ選手(1995、96年カープに投手として在籍)は忘れられませんね。来日した1995年にチェコ選手は15勝を挙げたんですが、その年に出場したオールスターで当時オリックスのイチロー選手から三振を奪ったんですよ。あれは興奮しました。



――では、これまでの思い出の試合についても教えてください。



1999年、佐々岡真司選手(1990年から2007年までカープに投手として在籍)が中日戦でノーヒットノーランを達成した試合です。それ以来、今年2012年に同じく背番号「18」の前田健太投手が達成するまでカープの投手でノーヒットノーランをやった人はいなかったんですよね。今年の試合だと、足の怪我を抱えた前田智徳選手がタッチアップでホームに還ってきた試合ですね。前田選手の全力疾走には本当に感動しました。



――今年は惜しくもクライマックスシリーズ進出を逃しましたが、来シーズンのカープで期待している選手は誰ですか?



野村祐輔選手ですね!今年、新人王を獲得した大卒一年目のピッチャーなんですが、どんなピンチになっても表情を変えない心の強さが素晴らしいです。



――ありがとうございました。



(文/本折浩之)