インテルMFヴェスレイ・スナイデルが、2日に行われるセリエA第15節パレルモ戦の招集メンバーから外れた。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は同日の会見で、「良い練習をした。招集されるかもしれない」と話していたが、言葉と現実は違った。

スナイデルは、減俸した上での契約延長をオファーするクラブとの関係が壊れている。月曜にクラブとの会談に臨むはずだ。スナイデルが最後に出場したのは、9月26日のキエーヴォ戦。この試合で同選手は筋肉を負傷した。

ストラマッチョーニ監督は「招集は私が選ぶメンバーと控え次第だ。最後の練習が終わってから見てみよう」と話していた。会見での同監督の発言は以下のとおりだ。

「ミッドウィークに試合がなく、代表戦もなかった週はこれが初めてだった。ピッチでのトレーニングは重要なもので、こういう週はこれまでなかった。我々は良い練習をしたよ。ヴェスもほかの全員と同じように良い練習をした。招集されるかもしれないか? イエス。全員と同じだ」

「この状況は、外部からは実際よりも複雑に見えるかもしれない。だが、ヴェスレイとは最高の関係にある。私とは毎日テーブルについているよ。そして、彼が座らなければいけないのは私のテーブルではない。私と彼の間ではすべてが明確になっている。チームメートたちともね」

一方、ストラマッチョーニ監督はパレルモ戦について、次のように話している。

「パレルモには最大限の敬意を払っているが、私は我々に大きく期待している。我々は再び勝ち点を挙げ始め、15〜20日前までやっていたようにやらなければいけない。この3試合でダメな時期に入ったわけではないことを示しつつ、ね。ここ3試合で共通していたのは、ボールを持っていないときに何かが足りなかったということだ。おそらくはハングリーさという点で何かが足りなかった。パルマ戦では後半がひどかったが、負けたのはエピソードによるものだ」

「インテルは素晴らしい2試合でベストの2チームを倒した。ユヴェントスとフィオレンティーナだ。首位のチームと、セリエA最高のプレーをしているチームを倒したことは力になる。だが、マイナーチームとの試合で勝ち点を落としてしまった。パレルモ戦で結果を出せなければ、テクニカル面で後退したという意味だ。だが私は、ピッチで良い答えを出し、勝利を取り戻せると確信している」

「(ディエゴ・)ミリートは昨日の練習を欠席した。パスを出したときに大腿四頭筋の問題を感じたんだ。彼には素晴らしい経験があり、我々は彼について管理することを望んだ。彼は大丈夫だと、問題ないと保証しているよ。ルビン・カザン戦で(アントニオ・)カッサーノではなく(ロドリゴ・)パラシオが出場したのは、センターフォワードをこなせるからだ。マーケットで我々が唯一欠かした目標が、センターフォワードだった」

「(ジャン・ピエロ・)ガスペリーニは私が最初に感嘆したセリエAの監督だ。スカウトをしていたクロトーネ時代にね。ここにいたときの彼は、常に選手たちのことをよく言っていた。彼が唯一悔やんだのは、本来のクオリティーを見せるための時間がなかったことだけだ」