ユヴェントスDFルシオは冬のマーケットが始まるまでの日にちを数えている。ピッチでの主役に戻るために、彼は環境を変えることに決断したのだ。ユヴェントスは彼に自由を与えた。1月に別れる準備ができている。ルシオはドイツ『ビルト』のインタビューで、「自分の将来について考えている。ユーヴェではハッピーじゃない。ほとんどプレーできないからだ」と語った。

ルシオは今季、若手MFルカ・マッローネと同じ4試合の出場にとどまっている。わずか310間のプレーで、ほとんどがベンチだ。最後の試合出場は、7日のチャンピオンズリーグ・ノアシェラン戦。最後の20分間のプレーだった。

そこから、何かが完全に壊れたようだ。ペスカーラ戦で起用されず、ルシオはその後アントニオ・コンテ監督に説明を求めたが、話し合いは役に立たなかった。ミラン戦でも、欠場したDFジョルジョ・キエッリーニの代わりにプレーしたのはDFマルティン・カセレスだったのだ。ルシオはこれをよく受け取らず、ドイツへ戻ることを望んでいる。ドイツでは2001年から09年まで、レヴァークーゼンとバイエルン・ミュンヘンでプレーしていた。

「サッカーは速く動いていくものだ。今の僕はトリノにいるけど、1月には違うクラブにいるかもしれない。僕はサッカーをして幸せでいたいんだ。ドイツはとても組織された国で、ドイツサッカーは本当に面白い。ブンデスリーガは素晴らしいリーグだ。ヴォルフスブルク? 素晴らしい未来を持つクラブだね。とてもよく運営されているクラブだ。僕にとって具体的な可能性になるかもしれない」

ブンデスリーガは忘れられない経験だったが、トリノにルシオが馴染むことはなかった。インテルからフリートランスファーでユヴェントスに加わり、年俸250万ユーロ(約2億5000万円)の2年契約を結んだが…。

「ドイツに戻る可能性があるなら、もちろんあり得るさ。僕は素晴らしい8年をドイツで過ごした。僕も家族も幸せだった。ドイツに戻るかもしれないと家で言ったら、子供たちはすぐに祝い始めたよ」