(画像:「中二病でも恋がしたい」公式webサイトより)
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登場人物
主人公:富樫勇太(とがし ゆうた)
ヒロイン:小鳥遊六花(たかなし りっか)

第9話「混沌の…初恋煩 ( カオス・ハート ) 」
勇太の家に、六花が泊まった。あの夏の夜以来、勇太と六花はぎこちない状態が続いた。

学園祭の季節になった今でも、2人はまともに話をしていなかった。

放課後。公園で森夏に、勇太と一緒に企画に参加してみないかと持ちかけられた六花だが、六花は勇太と目をあわせる事もなく、森夏の誘いを断り、その場を去った。

六花の様子がおかしい。最近は勇太と帰るのも別々だ。
勇太曰く、皆で海へ行って以来ずっとあんな感じなのだそうだ。

森夏は背景を整理した。

海へ行った日。確かその時は六花が勇太の家に泊まった日だ。その時、六花と勇太は二人きりだった。そして、それ以来の六花のあの状態。

普通に考えれば、勇太の家で何かあったのだと考えるのが普通だ。

勇太は決して何もなかったと主張するが、何も無いわけがない。少なからず、勇太が何かを隠している事は間違いない。

・心配する姉
勇太が部屋でベッドに横たわりながら考え事をしていると、唐突にベッドの下から人が出てきた。十花。六花の姉だ。

六花といい、勇太のベッドの下は居心地がいいのだろうか。
声を上げて驚く勇太だが、十花は構わず聞いてきた。

「で、どうなっている。」

六花の事だろう。あまり話をしてこない、弁当は残してくる、夕食にもほとんど手をつけない。様子のおかしい六花を、十花は心配しているのだ。

「何か言ってたか?」
「何も。」

何も聞いていない勇太は、十花にそう答えるしかなかった。

「お前があまりにも使えないので腹が立つ。いつも六花の隣にいて、その様は何だ。」

淡々と怒る十花だが、勇太にだってどうしようもなかった。それよりも、自分で聞けないのかと勇太は切り返した。すると、十花は立ち去り際に呟いた。

「…恥ずかしい。」

・避けられているのか
教室、昼食時間。勇太は六花に声をかけてみた。すると、六花は顔を背けた。

いつものように残しているトマトを食べてやろうと手を差し出したら、それも無言でよけられた。そして六花は食べかけの弁当をいそいそと片付け、その場を走りさってしまった。

勇太は、ため息をつくしかなかった。

・クローズアップ
校庭。森夏は、六花を呼び出していた。

「恋…?」

驚きの表情を浮かべる六花。森夏に恋をしているのでは、と詰め寄られたのだ。あなた、勇太の事が好きなのよと。

六花は、顔を真っ赤にした。一瞬うずくまるが、その後すぐに高笑いをしたあと、森夏をまっすぐ見据え答えた。

「恋人などという契約形態は必要ない。」

しかし森夏は言葉を続けた。

「でも、勇太と一緒にいるとどきどきするんでしょ?二人で手をつないで歩いている所とか、キスしてる所とか。」

六花はさらに顔を赤くし、口元を抑え、そして頭を抱えだした。そんな六花に、森夏はアドバイスをはじめた。

二人っきりのとき、私の事をどう思う、と聞いてみなさいと。それが二人の気持ちを近づけるための行動なのだと。

恋などしていない、恋人などという契約は必要ない。そういいきっていた六花、しかし。

放課後、文化祭の準備の時。今、勇太と六花は二人きりだ。

六花は、胸を高鳴らせながら、目の前の勇太に思い切って森夏のアドバイスを実践しようと考えた。

「ゆ、ゆ…勇太。」

作業の手をとめ、六花を見つめる勇太。六花は両手を泳がせながら、声を振り絞った。

「わ…わたしの…」

頬に汗を流しながら、六花は必死に思いを伝えようとしていた。

【記事:フェイトちゃん】

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