日本人の4割が「韓国に親しみ感じる」、韓国ネット「意外と高い」

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日本人の韓国に対する好感度が、昨年よりも大幅に悪化したことが分かった。

内閣府が24日、2012年度の「外交に関する世論調査」を発表し、日本人の諸外国に対する親近感の割合を明らかにした。調査によると、韓国に「親しみを感じる」と回答した人は39.2%で、「親しみを感じない」と回答した人(59.0%)の方がはるかに多かった。

昨年の調査では、62.2%が「親しみを感じる」と回答しており、1年の間で大きく低下した。また、「親しみを感じない」という人は昨年の35.3%から上昇した。

1999年以降、「親しみを感じる」の割合の方が「親しみを感じない」よりも高い割合を占めていたが、今回の調査では逆転した。調査は、竹島問題や尖閣問題など領土紛争が悪化した後の9月27日から10月7日にかけ、日本人の成人男女1838人を対象に行われた。

「現在の日本と韓国との関係」に関する質問でも、「良好だと思う」との回答が18.4%だったのに対し、「良好だと思わない」との回答は78.8%に達した。

この調査結果を韓国メディアが報じると、インターネット上にはさまざまなコメントが書き込まれた。「日本は国民に正しい歴史を教えるべき」「思ったよりも『親しみを感じる』が高い」「私は日本に対して悪い感情は持ってないが、日韓関係の改善は悲観的に見ている。日本は周辺国との関係が悪化している上、政治も極右傾向にある。来年は『親しみを感じない』がもっと多くなると思う」などといった反応が集まった。

一方、中国に対しては、「親しみを感じる」との回答が昨年より8.3ポイント低下した18.0%、「親しみを感じない」との回答が9.2ポイント上昇した80.6%となり、韓国同様に「親しみを感じない」割合が上昇した。米国に対しては、「親しみを感じる」が昨年より2.5ポイント上昇した84.5%、「親しみを感じない」が1.8ポイント低下した13.7%となった。

参照:毎日経済
参照:外交に関する世論調査 - 内閣府

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