●ン・パカマーチ
童話作家の福永令三さん(ふくなが・れいぞう)が今月19日、肺炎で逝去なされていることが判明した。83歳。葬儀は近親者で営まれた。

名古屋市出身の同氏は2004年に日本児童文芸家協会の児童文化功労者に選ばれている。「クレヨン王国の十二か月」など、「クレヨン王国」シリーズは累計500万部を突破した。

御冥福をお祈りいたしたい。
●夢のクレヨン王国
さて、福永令三さんと言えば殆どの方がTVアニメ「夢のクレヨン王国」の原作者という認識が強いと思われる。

同アニメは1997年から1年5ヶ月、全70話で放映されていたため当時視聴していた方も現在概ね15歳以上(主な対象年齢からすれば20歳以上)となっていると思われる。

実は「夢のクレヨン王国」は「クレヨン王国」シリーズから大幅なアレンジが加えられていたことを知らない方も多いと思われる。原作が1964年初出であるため、1997年当時との電子機器(携帯電話等)の差異もあるが、最も大きな差異は原作の詩的描写から魔法少女物的な描写の改訂が行われた点であろう。

最近、「クレヨン王国」シリーズを読み返してみると自分の年齢的な成長もあるのか原作の描写が理解出来るようになった(元々児童文学ではあるが恐らく大人が読むのに相応な内容であったと思われる)。

もう「クレヨン王国」シリーズの新作が読めなくなるのは寂しいものである。


【ライター:清水サーシャ】

【関連記事リンク】
【懐かしいアニメ特集】「夢のクレヨン王国」を考える。
▼外部リンク

童話作家の福永令三さん死去 「クレヨン王国」シリーズ