女装趣味の人に聞く!



ここ数年、女装男子が非常に増えているそうで、専門の書籍が出版されたり、女装カフェなども出現しているそうです。そこで今回は、女装を趣味とするショウさんとカイトさんの2人に、女装を始めたきっかけや困ることなどを聞いてみました。



――本日はよろしくお願いします。早速ですが、2人が女装を始めたきっかけというのは何なのでしょうか?



ショウさん:僕は大学1回生のときの学祭で、部活の男性全員で女装したことがありまして、その時周りから「似合っている」って褒めてもらったんですね。「そんなことないよ」とか言っていたんですが、内心まんざらではなくて……。それから通販で少しずつ女装用の服やグッズを買ったりしてハマっていきましたね。



カイトさん:僕も似たような感じですね。コスプレイベントで女性キャラの衣装を着ないといけなくなったことがあって……。ひとつ違うのは自分で「案外女性キャラでもいけるな……」と思ってたことですかね(笑)。



――2人とも最初は女装しないといけない状況からのスタートだったんですね。その後の他薦か自薦の違いはありますが(笑)。では女装歴は何年くらいなのですか?



ショウさん:僕は……もう4年近いですね。



カイトさん:僕はまだ1年ですね。ショウさんとは知り合って半年くらいですよね。



――知り合ったきっかけは?



カイトさん:オフ会で知り合いまして、地元が近いということもあって仲良くなりましたね。



――なるほど。そもそもの話で恐縮なんですが、恥ずかしさというものはないのですか?



ショウさん:最初のころはとにかくドキドキしましたけど、そもそも好きでやっていることなのでそんなに恥を感じることはなかったですね。むしろ「かわいく見えているかな?」の方が気になります(笑)。



カイトさん:僕も同じですね。注目されたとしても、気にならないですし、イベントなんかだと「もっと見てくれ!」って気持ちになりますね!



――振り切っているんですね(笑)。女装にもいろいろあると聞きましたが、どういった女装をされるのでしょうか?



ショウさん:僕はメイドと制服が中心ですね。たまにキャラクターモノの衣装も着ることがありますけど。



カイトさん:僕はもともとゲームやアニメのキャラクターのコスプレが好きだったので、女性キャラクターの衣装が多いですね。いわゆるアニコスというやつです。



――女装にもいろいろとあるんですね。そういった女装用の服はどうやって入手されているんですか?



ショウさん:僕は基本的に通販で購入しています。



カイトさん:僕はお店や通販で買うこともありますが、衣装には手作りの部分もあるので自分で縫ったり、同じコスプレ趣味の人に協力してもらって作ったりしますね。



――カイトさんはかなり大変そうですね……。ショウさんとカイトさんは「女装が趣味」であることはカミングアウトされているんですか?



ショウさん:さすがに家族には言っていませんが、友人たちや彼女は知っていますね。特に彼女は僕を着飾らせることがおもしろいようで、いろいろ協力してくれています。



――彼女さんが女装趣味を理解してくれるのはスゴイですね!



カイトさん:いや、ホントうらやましいですよ。僕は女装がきっかけで知り合った友人以外には打ち明けていないですし、彼女とかも趣味を理解してくれないかもしれない、とか考えると作りづらいですよね。普通は僕みたいなタイプが多いと思いますよ。



――ショウさんが特殊な状況なんですね。周りに打ち明けづらい、彼女が作りづらい、といった女装していて困ることはほかにありますか?



ショウさん:いっぱいあるんですが、一番は女装している状態でのトイレの問題。これはキツイ。



カイトさん:あーそれです、それです(笑)。



ショウさん:女装していると男性トイレに入りづらいんですね。自分はかまわなくても、まわりの男の人たちが「おおっ!?」って驚いたりするので。かと言って女子トイレに入る訳にもいきませんからね……。



――ではどうやって乗り切るんですか?



ショウさん:スキを伺ってササっとトイレの個室に入る。もうこれしかないです(笑)。



カイトさん:男女共用のトイレがある場合は助かるんですけどね〜。ない場合は入るしかないので……。



ショウさん:なので、もし男性用トイレに女の子の格好をした人がコソコソ入って来ても温かい目で見守っていただけるとうれしいです。



――ということだそうです。全国のみなさんよろしくお願いします。では最後に女装の魅力を教えてください。



ショウさん:「男でもかわいくなれる」僕はこれに尽きると思います。



カイトさん:さすがいいこと言いますね! でも本当にそうだと思いますよ。男だって女の子のようなかわいい格好ができるのは楽しいことですし、性別を超えたもう1人の自分が生まれる感じはなかなか味わえませんからね。



――なるほど。これだけ熱中されている訳ですし、女装はまだまだやめられませんね。



ショウさん:もちろんです。「あ、もうダメだかわいくねぇ」って自分が思うまでは続けるつもりです(笑)



カイトさん:同じく(笑)。よかったら女装してみませんか?



――お疲れさまでした! これで失礼します!





どんなジャンルだろうと、趣味に熱中されている人の勢いはスゴイもので、ショウさんとカイトさんからもものすごいパワーを感じました。お2人の周辺でも女装を趣味とする方は増えているそうで、このままいけば世間の認知度もアップするでしょうね。奥深い女装の世界。これを読んでいる男性読者の方も、一度やるとハマってしまうかもしれませんよ?



(貫井康徳@dcp)