アメリカでは、木曜日(22日)は感謝祭の日だった。本来なら家族や友人と集まり団らんして過ごし、和やかに食事会をするのが習慣の日だが、ハル・ベリー(46)の休日は警察のお世話になることから始まってしまった。


<ロサンゼルス AP>の報道によれば、ハルの元恋人、カナダ人モデルのガブリエル・オーブリー(37)は暴行罪の取り調べのため、木曜日の朝、ロス警察に身柄を拘束された。ハリウッドヒルズにあるハルの自宅で、彼女の現在の婚約者、オリヴィエ・マルティネス(46)と取っ組み合いのケンカを始めたのが原因だという。

ハルとガブリエルは2010年に破局してから、娘ナーラちゃんの親権や住む場所をめぐり裁判所で激しく対立していた。現フィアンセのオリヴィエは、フランス出身の俳優。その影響か、ハルはナーラちゃんと一緒にフランスに移住することを希望しており、そこが最近の裁判の争いどころだった。

ガブリエルは今回の逮捕後、2万ドル(約165万円)の保釈金で一時釈放されたが、<TMZ>によると、裁判官は緊急措置として接近禁止命令を出した。現在ガブリエルは、ハル、オリヴィエ、そしてナーラの半径100ヤード(約91メートル)以内に近づくことを禁じられている。

同サイトによれば、感謝祭の前夜、ガブリエルはナーラちゃんと父娘で映画を見に出かけ、22日の朝に彼女を母親のハルに引き渡しに来たところだった。

その際にオリヴィエが出て来て、「いい加減(俺たちみんな)前に進まなきゃ」と親権問題に触れる発言をしたことが、ガブリエルの気に障ったらしい。(しかし2人はフランス語で会話していたので、通報した近所の人はよく分からなかったとか。)

オリヴィエを突き飛ばし、顔を殴ろうとしたガブリエルだがそれをかわされ、彼のパンチは流れて肩に。目撃者によると、ガブリエルはその後オリヴィエを地面に押し倒したが、逆に顔を見事にパンチされ、取っ組み合いの末、オリヴィエに押さえつけられたという。この時、ガブリエルがしばし意識を失っていたかも、という情報もある。

それもそのはずで、この事件には、ガブリエルにとっては非常に不運なオチ(?)があったのだ。ガブリエルがそれを知っていたかは謎だが、<People>によると、実はオリヴィエの父親は元プロボクサーで、オリヴィエ自身も俳優になる前は長年アマチュアボクシングの選手だったという。(知らなかったとしたら、とてつもなくアンラッキーとしか言いようがない。)

ケンカを売っておいて、逆に元ボクサーにやられてしまったガブリエルは肋骨を骨折、(モデルなのに!)顔に打撲傷を負って救急医療室に搬送された。オリヴィエの方も手を骨折した可能性があり、倒れた際に首を傷めたと報じられている。(彼は事情聴取の後、自分で病院に行った。オリヴィエの本気パンチで腫れ上がった手、また事件後のハルとナーラちゃんの写真はコチラで見られる。)

幼いナーラちゃんがこのケンカを目撃したのでは、という懸念の声もあったが、不幸中の幸いと言うべきか、険悪なムードを感じ取ったハルがとっさに家の中に連れて入ったため、争いの現場は見ずに済んだという。

ハルとガブリエルは正式に結婚していなかったので裁判所の記録は公にされていないが、最近の報道によるとハルはオリヴィエとフランスに移住することを計画しており、ナーラちゃんが一緒に行けるかについてガブリエルと裁判所で争い、泥沼化していた。

ハルはフランスの方がパパラッチも少なく、ナーラちゃんにとって安全な環境だと主張していたのだが、意外なことに裁判所は今月9日、ガブリエルの反対主張を認め「娘の移住は現時点で適切ではない」という判決を下した。

ハルより10歳年下のガブリエルは当初、ハルを溺愛する若いイケメンの好青年!といい事づくしのようだったが、別れた後は、「カッとしやすく、ナーラの面倒を見ている時に育児放棄をして危険にさらした」などと裁判所で批判されていた。

今年も無事過ごせて良かった...と身の回りの幸運や人々に対し感謝する日のはずが、逆に忘れられないケンカの日になってしまったベリー家。これからも争いは続きそうだが、ナーラちゃんのためにも、来年はもう少し穏やかなホリデーであることを祈る。