海外で人気な日本料理たち




世界的に和食がブームだそうです。でも「すし」や「天ぷら」なんて高級料理だけじゃないんです。今や庶民の味までが世界中でファンを増やし、盛り上がりを見せてるのをご存じでしょうか。



■かば焼きがロシアで人気!?



2012年年の土用丑(うし)の日はうなぎは高価でした。もちろん天然の「しらすうなぎ」資源が枯渇しているからですが、需要も増えているのです。今までうなぎのかばやきなんて、当たり前ですが日本でしか消費されませんでした。しかし、日本食ブームなんてものが世界中で起こるに従って「うなぎのかば焼き」も世界中で食べられるようになりました。養殖うなぎの一大生産、加工地は台湾、中国です。



工場で日本向けに味付けされたうなぎは、当然全部日本向けかと思いきや、その一部(10%ほど)が北に向かっています(笑)。目的地はロシア。なぜかモスクワでうなぎのかば焼きが人気とのこと。もちろん市内に1,000店舗以上あるという日本食店で供されるのですが、なぜロシア人はそんなにかば焼きが好きなのか。



うなぎ研究の世界的な権威、東京大学、大気海洋研究所の塚本勝巳教授に取材に伺った際に「ロシア人とか、突然うなぎのかば焼きを食べだした人たちは、食べるのやめてもらえませんかね。日本人の食べる分が減るので」と申し上げたところ、「いや、そういう問題じゃない」というご返事でした(笑)。



■カツカレーが大人気!!



最近では「カツカレー」の人気が上昇中です。アニメや漫画が海外で浸透していくに従って日本の食も広まっていきました。日本人の国民食・カレーの認知度が上がってきたのは当然のことと言えるでしょうか。



例えば、ニューヨークに進出した『ゴーゴーカレー』は熱狂的なファンを獲得しています。来日して日本のカレーにノックアウトされ、自国へ戻って「ああ日本のカレーが食べたいなあ」と思っていたアメリカ人がまず速攻で来店! そのおいしさを周囲に熱く説いたため人気が広がりました。日本で見慣れた、あのゴリラのマークがニューヨークにあるのは日本人として愉快な気持ちになりますね。ちなみにゴーゴーカレーはニューヨークに2店舗あります。タイムズスクウェア店とワシントンスクウェアパーク店です。



『yelp』という外食の口コミサイトがあります。このサイトを見ると、サンフランシスコの日本カレーのジャンルでトップは『Muracci's』(ムラッチーズ)というカレー屋さんです(9月14日現在)。日本でいうとカレースタンドに当たるような店構えですが、その味とサービスはアメリカ人を魅了しています。「ベイエリアで最高の日本式カレーを味わえる! 私はいつもチキンカツカレーよ!」(バークレー在住のモニカさん)などという書き込みがその「やられっぷり」を証明しています。



■日本式ラーメン世界各地を席巻中



もともと中国から入っきて、日本で一番最初に食べたのは水戸黄門だと言われているラーメン。日本のラーメンが世界中で高い評価を受けているのをご存じでしょうか。

例えば、中国、台湾では「日式ラーメン」として日本のラーメンは大人気です。なぜラーメンのルーツに当たる中国でヒットするかというと、これでもかとばかりに工夫を凝らした「つゆ」、コシのある「めん」、それらと上に乗った「具」の、丼の中のハーモニーが食べる人を魅了するのです。そもそも中国には「コシのあるめん」という概念がありませんでした。中国で生まれたラーメンは日本で極限まで工夫、洗練されたと言ってもいいのではないでしょうか。



アジアだけではありません。そもそも「めん類といえばパスタ」が常識のニューヨークですらラーメンはファン層を広げています。その大きな震源地にもなっているのが2008年にオープンした『博多 一風堂』のニューヨーク店です。一風堂は豚骨ラーメンの老舗として有名店ですが、その味はニューヨーカーも魅了し連日の大盛況。『Shiromaru Hakata Classic』(白丸元味)$14。『Akamaru Modern』(赤丸かさね味)$14です。



このように、今や「カレー」や「ラーメン」などの庶民の味までは世界中で愛されるようになってきました。日本人として誇らしい気持ちになりますね。







(高橋モータース@dcp)





『ゴーゴーカレー』ニューヨーク店

http://www.gogocurryusa-ny.com/



『一風堂』ニューヨーク店のホームページ

http://www.ippudony.com/