気をつけろ! 食べてはいけない毒キノコたち!



秋はキノコの美味しい季節。シイタケやマイタケ、シメジにナメコ……そしてなんといってもマツタケ! 鍋に入れたり、ホイル焼きにしたりと、想像するだけでもヨダレが出てしまいます。

ところが美味しいキノコたちの中には、絶対に食べてはいけない危険な物も数多く存在するのです。今回は、そんな危険なキノコの数々を紹介します。



●ツキヨタケ

食べると数時間で嘔吐(おうと)や下痢などの中毒症状を引き起こす毒キノコ。日本のキノコ中毒報告の大半がこのツキヨタケによるものだそうです。枯れ木に群生し、シイタケやヒラタケに似た形をしているため、間違って食べてしまう可能性が非常に高いキノコなので注意です。



●クサウラベニタケ

秋になるとアカマツやブナ林に生える毒キノコ。形は薄茶色の傘と白色の柄で、『ウラベニホテイシメジ』という食用キノコに似ているため、間違って食べてしまうケースが多いそうです。食べると嘔吐(おうと)や下痢などの食中毒症状を引き起こします。



●ニセクロハツ

夏から秋にかけて樫林(かしばやし)などに生える灰色の傘をした毒キノコ。名前でもわかるように、『クロハツ』という食用キノコに似ているため、間違えて食べてしまった事例があるそうです。食べると下痢や嘔吐(おうと)だけでなく、多臓器不全などを引き起こします。死亡例もある非常に危険なキノコです。



●カキシメジ

食べると腹痛や下痢、嘔吐(おうと)の症状を引き起こす毒キノコ。傘は濃いくり色のしぼんだ形をしており、クヌギの木やマツ林の地面に生息します。食用の『ハタケシメジ』や『チャナメツムタケ』に似ているので、「誤って食べてしまった」という中毒報告が非常に多いそうです。



●ニガクリタケ

1年を通して日本各地の森や林に生えている毒キノコ。形は2、3センチほどで薄い黄色の傘をした小型のキノコです。食べると下痢や嘔吐(おうと)のほか、痙攣や神経麻痺、さらには肝障害を引き起こし、摂取量が多い場合は死亡する場合もあります。『クリタケ』という食用キノコに非常に似ているため、注意が必要です。



●コレラタケ

主に、晩秋の頃に古い倒木などに群生する非常に危険な毒キノコ。ドクアジロガサとも呼ばれています。コレラダケという名前の通り、食べると感染症のコレラに似た激しい下痢が起こり、数日後には臓器が破壊され、最悪の場合は死に至ります。小型で、濃い茶色の傘をしているため、クリタケやナラタケと間違えて食べてしまうケースもあるそうなので、クリタケやナラタケを取りにいく際は注意しましょう。



●フクロツルタケ

夏〜秋にかけてブナ林などに発生するテングタケ科の毒キノコ。傘は中心部が茶褐色で外側が白色、柄は白色をしており、毒々しい外見ではないのですが、非常に強力な毒を持っています。食べると嘔吐(おうと)、下痢はもちろん多臓器障害が起こり、過去には死亡例が報告されたこともあります。



●シロタマゴテングタケ

広葉樹や針葉樹の林に発生し、大きさは5〜10センチほどの毒キノコです。傘も柄も白色をしており、明らかに普通のキノコではない感じなので、一目でそれとわかります。1本で致死量に至るほどの毒を持っており、食べると数時間で嘔吐(おうと)や下痢などの症状が起こり、その後、肝臓や腎臓の機能障害を引き起こします。死亡例も報告されている非常に危険なキノコです。



●ドクツルタケ

ゆで卵を半分に切ったような形の傘を持つ、白色のキノコ。上記のシロタマゴテングタケや、猛毒のタマゴテングタケと共に「猛毒キノコ御三家」と称されている非常に危険なキノコです。食べるとシロタマゴテングタケ同様に嘔吐(おうと)や下痢、多臓器障害を引き起こし、最悪死亡に至ります。見た目から怪しいので、「ん?」と思ったらスルーするのがベターです。



●カエンタケ

真っ赤な色をした、人の手のような、または何かの角のような形の明らかに「ヤバイ!」というフォルムの毒キノコ。秋になると枯れ木の根元や倒木に発生します。摂取すると数分で下痢や嘔吐(おうと)を引き起こし、その後しびれや呼吸困難、腎不全などを発症します。致死率も高く、運よく助かっても後遺症が残るケースが非常に多いそうです。絶対に見かけても持って帰らないようにしましょう。





日本には約50種類ほどの毒キノコが存在するそうです。すべてが今回紹介したカエンタケなどのように、明らかに「それ」とわかるものならいいのですが、ツキヨタケやニセクロハツのように食用キノコに非常に似た毒キノコもありますので、キノコ狩りなどをする際には注意してくださいね!



(貫井康徳@dcp)