2012年11月23日より丸の内ピカデリー3ほか全国にて公開
(c)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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「彼氏と共通の趣味がない」
恋愛においてちょくちょく耳にするお悩みです。
確かに、ゲームや音楽など、なんでも良いので一緒に楽しめるものがあったほうが、会話やデートにも広がりが持てるので、2人の距離感もぐっと縮まることでしょう。とはいえ、男性と女性は性別が違うのですから、趣味や嗜好が一致することのほうが珍しいのかもしれません。クルマやバイクに興味のある女性が少ないように、占いやパワースポット巡りが好きな男性も少ないもの。食の好みとて、スタミナたっぷりの丼物を好む男性は多いですが、女性が好きなカフェゴハンに対しては、「量が少なくて食った気がしない!」とボヤくこともあるようです。

ですが、趣味や嗜好が異なるからといってお付き合いが成立しないということはありません。お互いの趣味を少しずつミックスして、新しい楽しみを見つけることだって出来るんですよ。例えば、「スポーツ観戦が大好きなカレ」と、「映画鑑賞が大好きなカノジョ」という全く異なる趣味を持つカップルなら、『人生の特等席』(11/23公開)に足を運んでみてはいかがでしょう? 

主演は、名優クリント・イーストウッド。いかに映画に詳しくない彼氏でも、クリント・イーストウッドの名前なら聞いたことはあるでしょう。『人生の特等席』は、クリント・イーストウッド主演の野球映画です。

「御年82歳のイーストウッドが野球?」
いえいえ、イーストウッドは野球選手役ではなく、メジャーリーグのスカウトマン役。視力が衰え始めたことに加えて、今の時代では当たり前のコンピューターでのデータ分析もしないことで、球団から用済み宣告を受けようとしている主人公ガス(クリント・イーストウッド)を、疎遠だった一人娘がサポートする、親子愛が主軸のストーリーです。

「野球に親子愛だと、女性が楽しめないストーリーなのでは?」
確かに、コテコテのラブコメのような、恋愛メインのストーリーではありません。ですが、ちゃんとキュンキュンできるストーリーも織り込まれていますのでご安心を。スカウトの旅に同行した娘ミッキー(エイミー・アダムス)と、ライバル球団のスカウトマン・ジョニー(ジャスティン・ティンバーレイク)との恋模様も見どころの一つです。

ミッキーは、土曜日も返上で働くアラサーの女性弁護士。たまにデートする男性はいるけど、なんだかんだで仕事が命! というミッキーの姿は、日本の働く女性もきっと共感できることでしょう。

いい雰囲気になっても、ケータイが鳴ると「ごめんなさい、行かなくちゃ」と仕事モードにチェンジするミッキー。そんな彼女に惹かれていくジョニー。「仕事なんて明日でいいわ」という姿勢よりも、仕事を優先させる強い意志が、男性を惹きつける秘訣なのでしょう。恋をすると仕事が疎かになっちゃう女性は、自分の恋愛スタンスを見直したほうがいいのかもしれません。

クライマックスは、野球がメインになっていますが、専門用語が羅列されるわけではなく、「変化球」「カーブ」など女性にもわかりやすい表現が使われているので、ちんぷんかんぷんになることなくちゃんとストーリーについていけます。ドラフトシーンはハラハラドキドキ、スリリングな展開で、野球好きな彼氏なら大いに楽しめるハズ! 

彼氏でなくとも、片想いの男性を誘うにもぴったりの作品です。「○○クンって野球好きだったよね?」というノリで、さりげなく声をかけてみましょう。コテコテのラブコメよりも誘いやすいうえ、男性も女性も楽しめるストーリーですよ。
(菊池美佳子)