実態と異なる住所地を届け出ていた問題をめぐり、新宿区の沖智美区議(32)(みんなの党)が2012年11月21日、区議会議長に辞職届を提出し、受理された。主要紙が報じた。

沖氏は2011年4月に初当選、美人過ぎる区議として知られた。ところが、当選後、10年12月の時点で居住実態のなかった新宿区内の住所の住民票を、区選管に届け出ていたことが発覚した。公職選挙法は地方議員の立候補の要件として、「選挙区内での3か月以上の居住実態」を定めているため、沖区議が実際に新宿区内に住んでいたのか問題になっていた。

区議会は9月、政治倫理審査会を設置し、調査をおこなった。審査会は「被選挙権資格を満たすための居住要件の存否を疑わせるような行為をし、十分な説明をしなかった」と結論付け、公開の場での説明を求める内容を盛り込んだ報告書を11月5日に議長に提出していた。